【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅～女鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.0万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +35.0％( +8.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.4年(昨年 34.6年から -26.6 ％減)。平均土地面積は 120.5 坪 (昨年 101.3 坪から +19.0 ％増)。平均建物面積は 54.6 坪 (昨年 55.1 坪から -0.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。羽前大山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは藤島駅で昨年に比べ +8877.0 ％、坪単価は 57.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(藤島駅、遊佐駅)は +4694.3 ％(坪単価 +33.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(砂越駅、酒田駅)は -46.7 ％(坪単価 -9.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 34.6 年 → 2019年 25.4 年、-26.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.8 ％ → 2019年 19.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 48.1 ％ → 2019年 29.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 32.7 ％ → 2019年 34.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 ％ → 2019年 1.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった藤島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +8877.0％( +56.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった砂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -65.8％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鼠ケ関駅 | - | - | - |
| 小岩川駅 | 0.9万/坪 (52.8年/185坪) | - | - |
| あつみ温泉駅 | - | - | 4.7万/坪 (55.8年/31.8坪) |
| 五十川駅 | - | - | - |
| 小波渡駅 | - | - | - |
| 三瀬駅 | - | 10.8万/坪 (24.8年/69.6坪) | - |
| 羽前水沢駅 | 50.8万/坪 (13.8年/101坪) | - | - |
| 羽前大山駅 | 11.5万/坪 (19.3年/62.0坪) | 7.9万/坪 (46.8年/212坪) | 15.6万/坪 (35.3年/68.6坪) |
| 鶴岡駅 | 45.6万/坪 (18.7年/120坪) | 22.8万/坪 (36.1年/94.2坪) | 32.6万/坪 (33.1年/108坪) |
| 藤島駅 | 57.1万/坪 (16.3年/144坪) | 0.6万/坪 (39.8年/333坪) | 44.4万/坪 (28.8年/152坪) |
| 西袋駅 | 26.4万/坪 (0年/56.0坪) | - | - |
| 余目駅 | 11.8万/坪 (35.3年/575坪) | 15.5万/坪 (35.0年/62.0坪) | 21.0万/坪 (23.8年/299坪) |
| 北余目駅 | - | - | - |
| 砂越駅 | 14.8万/坪 (25.8年/87.7坪) | - | |
| 東酒田駅 | - | - | - |
| 酒田駅 | 23.9万/坪 (35.9年/92.8坪) | 32.9万/坪 (32.9年/103坪) | 29.5万/坪 (30.5年/113坪) |
| 本楯駅 | - | - | - |
| 南鳥海駅 | - | - | - |
| 遊佐駅 | 13.5万/坪 (15.3年/89.2坪) | 2.2万/坪 (63.8年/49.9坪) | 13.1万/坪 (26.8年/228坪) |
| 吹浦駅 | 0.9万/坪 (63.8年/293坪) | - | - |
| 女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
藤島駅 57.1 万/坪(昨年同期比 +8877.0 ％)
藤島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +8877.0％( +56.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 39.8年から -59.1 ％減)。平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 332.8 坪から -56.8 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 78.7 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 39.8 年 → 2019年 16.3 年、-59.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 19.5 分、-35.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
遊佐駅 13.5 万/坪(昨年同期比 +511.7 ％)
遊佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +511.7％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 63.8年から -76.1 ％減)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 49.9 坪から +78.8 ％増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 45.4 坪から +35.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 63.8 年 → 2019年 15.3 年、-76.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.0 分 → 2019年 10.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
砂越駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -65.8 ％)
砂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -65.8％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 25.8年から +66.0 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 48.4 坪から -6.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 25.8 年 → 2019年 42.8 年、+66.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 120.0 分、+3900.0 ％と大きく増加)
酒田駅 23.9 万/坪(昨年同期比 -27.6 ％)
酒田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -27.6％( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2018年)に比べて -44.0％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 32.9年から +9.1 ％増)。平均土地面積は 92.8 坪 (昨年 102.7 坪から -9.6 ％減)。平均建物面積は 64.5 坪 (昨年 57.9 坪から +11.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.0 ％ → 2019年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示