【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅～女鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.0万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +3.2％( +1.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 48 件(１年前(2018年)に比べて +4.3％( +2件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 28.7年から -7.3 ％減)。平均土地面積は 100.9 坪 (昨年 72.7 坪から +38.8 ％増)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 44.0 坪から +1.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。あつみ温泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽前大山駅で昨年に比べ +2403.1 ％、坪単価は 36.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(羽前大山駅、砂越駅)は +1283.4 ％(坪単価 +24.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(余目駅、遊佐駅)は -31.1 ％(坪単価 -5.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.1 ％ → 2019年 33.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.6 ％ → 2019年 30.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 23.7 ％ → 2019年 17.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった酒田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.2万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +7.4％( +3.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2018年)に比べて -10.5％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったあつみ温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +41.5％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鼠ケ関駅 | - | 6.0万/坪 (30.3年/78.7坪) | - |
| 小岩川駅 | - | - | - |
| あつみ温泉駅 | 4.3万/坪 (30.3年/28.7坪) | 3.1万/坪 (39.8年/55.2坪) | 11.6万/坪 (40.3年/69.6坪) |
| 五十川駅 | - | - | 14.7万/坪 (30.3年/49.9坪) |
| 小波渡駅 | - | - | - |
| 三瀬駅 | - | - | - |
| 羽前水沢駅 | - | - | - |
| 羽前大山駅 | 36.1万/坪 (30.3年/121坪) | 1.4万/坪 (45.3年/107坪) | - |
| 鶴岡駅 | 30.0万/坪 (32.2年/80.3坪) | 28.2万/坪 (28.9年/75.5坪) | 52.0万/坪 (26.9年/101坪) |
| 藤島駅 | 6.6万/坪 (53.3年/206坪) | - | 49.3万/坪 (18.6年/59.5坪) |
| 西袋駅 | - | - | 1.0万/坪 (0年/545坪) |
| 余目駅 | 13.5万/坪 (22.8年/109坪) | 23.5万/坪 (0.25年/69.6坪) | - |
| 北余目駅 | 13.8万/坪 (15.3年/135坪) | - | - |
| 砂越駅 | 22.5万/坪 (22.3年/514坪) | 8.5万/坪 (29.3年/118坪) | 25.1万/坪 (26.3年/139坪) |
| 東酒田駅 | 23.0万/坪 (32.3年/185坪) | - | 9.2万/坪 (45.3年/218坪) |
| 酒田駅 | 46.2万/坪 (21.1年/56.2坪) | 43.0万/坪 (24.9年/67.5坪) | 30.7万/坪 (33.3年/66.7坪) |
| 本楯駅 | - | - | 20.8万/坪 (34.3年/109坪) |
| 南鳥海駅 | - | - | 10.2万/坪 (43.3年/172坪) |
| 遊佐駅 | 5.6万/坪 (29.3年/277坪) | 7.0万/坪 (44.3年/69.6坪) | 6.8万/坪 (48.3年/201坪) |
| 吹浦駅 | - | - | 25.1万/坪 (26.3年/130坪) |
| 女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽前大山駅 36.1 万/坪(昨年同期比 +2403.1 ％)
羽前大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +2403.1％( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 45.3年から -33.1 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 107.4 坪から +12.7 ％増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 58.2 坪から -49.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 45.3 年 → 2019年 30.3 年、-33.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 27.0 分 → 2019年 75.0 分、+177.8 ％と大きく増加)
砂越駅 22.5 万/坪(昨年同期比 +163.7 ％)
砂越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +163.7％( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 29.3年から -23.9 ％減)。平均土地面積は 514.3 坪 (昨年 118.0 坪から +335.9 ％増)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 46.9 坪から +37.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 29.3 年 → 2019年 22.3 年、-23.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 63.5 分、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
余目駅 13.5 万/坪(昨年同期比 -42.4 ％)
余目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -42.4％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.8年(昨年 0.3年から +8932.1 ％増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 69.6 坪から +56.5 ％増)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 37.1 坪から +57.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.3 年 → 2019年 22.8 年、+8932.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 36.5 分 → 2019年 65.5 分、+79.5 ％と大きく増加)
遊佐駅 5.6 万/坪(昨年同期比 -19.8 ％)
遊佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -19.8％( -1.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 44.3年から -33.9 ％減)。平均土地面積は 276.8 坪 (昨年 69.6 坪から +297.8 ％増)。平均建物面積は 124.0 坪 (昨年 28.7 坪から +331.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 44.3 年 → 2019年 29.3 年、-33.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 9.5 分、-89.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示