【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR奥羽本線 (院内駅～陣場駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -28.9％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 65 件(１年前(2024年)に比べて -57.0％( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 30.9年から +11.9 ％増)。平均土地面積は 101.0 坪 (昨年 109.5 坪から -7.8 ％減)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 56.1 坪から -11.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。横手駅、大久保駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは横手駅で昨年に比べ +90.9 ％、坪単価は 77.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(横手駅、大久保駅)は +87.5 ％(坪単価 +23.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(土崎駅、上飯島駅)は -74.2 ％(坪単価 -53.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.7 ％ → 2025年 1.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.9 ％ → 2025年 38.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 30.9 年 → 2025年 34.5 年、+11.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 43.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.6 ％ → 2025年 4.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.8万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +90.9％( +37.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった土崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.7％( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 院内駅 | - | - | - |
| 横堀駅 | - | 1.5万/坪 (58.3年/81.7坪) | 19.4万/坪 (48.3年/154坪) |
| 三関駅 | - | - | - |
| 上湯沢駅 | - | - | - |
| 湯沢駅 | - | 7.9万/坪 (43.7年/114坪) | 21.0万/坪 (30.1年/117坪) |
| 下湯沢駅 | - | - | - |
| 十文字駅 | - | 10.3万/坪 (40.3年/130坪) | 21.4万/坪 (38.4年/151坪) |
| 醍醐駅 | - | - | - |
| 柳田駅 | - | - | - |
| 横手駅 | 77.8万/坪 (6.3年/62.0坪) | 40.8万/坪 (24.4年/113坪) | 37.5万/坪 (26.3年/135坪) |
| 後三年駅 | - | 2.5万/坪 (0年/248坪) | - |
| 飯詰駅 | 11.7万/坪 (32.3年/130坪) | - | 16.0万/坪 (23.3年/175坪) |
| 大曲駅 | 30.0万/坪 (35.3年/142坪) | 25.6万/坪 (30.4年/124坪) | 83.3万/坪 (16.3年/69.2坪) |
| 神宮寺駅 | - | 3.5万/坪 (42.3年/248坪) | - |
| 刈和野駅 | - | - | 7.0万/坪 (64.3年/52.9坪) |
| 峰吉川駅 | - | - | - |
| 羽後境駅 | - | - | - |
| 大張野駅 | - | - | - |
| 和田駅 | - | 12.2万/坪 (42.3年/93.8坪) | - |
| 四ツ小屋駅 | 41.3万/坪 (30.5年/78.3坪) | 49.1万/坪 (27.3年/99.5坪) | 60.6万/坪 (17.7年/112坪) |
| 秋田駅 | 40.8万/坪 (31.2年/94.6坪) | 55.9万/坪 (30.3年/86.2坪) | 45.6万/坪 (31.8年/88.4坪) |
| 泉外旭川駅 | 39.7万/坪 (30.5年/72.9坪) | 49.0万/坪 (30.9年/128坪) | 80.8万/坪 (21.1年/52.4坪) |
| 土崎駅 | 10.9万/坪 (44.7年/96.2坪) | 44.9万/坪 (28.4年/116坪) | 51.6万/坪 (28.9年/66.8坪) |
| 上飯島駅 | 27.3万/坪 (31.3年/71.6坪) | 99.7万/坪 (25.7年/70.0坪) | 76.9万/坪 (22.1年/109坪) |
| 追分駅 | 23.2万/坪 (29.8年/203坪) | 44.7万/坪 (18.3年/77.4坪) | 39.6万/坪 (30.8年/140坪) |
| 大久保駅 | 23.4万/坪 (31.6年/60.5坪) | 12.7万/坪 (29.3年/242坪) | 37.1万/坪 (17.3年/147坪) |
| 羽後飯塚駅 | - | 11.6万/坪 (42.3年/281坪) | - |
| 井川さくら駅 | 12.1万/坪 (57.3年/93.8坪) | - | - |
| 八郎潟駅 | - | 7.1万/坪 (36.8年/169坪) | 7.8万/坪 (31.3年/99.8坪) |
| 鯉川駅 | - | - | 20.3万/坪 (28.3年/484坪) |
| 鹿渡駅 | - | 17.9万/坪 (32.3年/269坪) | - |
| 森岳駅 | - | 8.0万/坪 (25.6年/286坪) | 43.3万/坪 (51.3年/118坪) |
| 北金岡駅 | - | - | - |
| 東能代駅 | - | 7.4万/坪 (62.3年/99.8坪) | - |
| 鶴形駅 | - | - | - |
| 富根駅 | - | - | - |
| 二ツ井駅 | 4.6万/坪 (53.7年/116坪) | - | 5.1万/坪 (27.3年/107坪) |
| 前山駅 | - | - | - |
| 鷹ノ巣駅 | - | 33.7万/坪 (28.8年/199坪) | 23.4万/坪 (29.8年/132坪) |
| 糠沢駅 | - | - | - |
| 早口駅 | - | - | 5.5万/坪 (23.3年/90.8坪) |
| 下川沿駅 | - | 48.7万/坪 (35.3年/84.7坪) | - |
| 大館駅 | 21.5万/坪 (38.3年/105坪) | 24.7万/坪 (37.4年/90.0坪) | 36.8万/坪 (33.6年/128坪) |
| 白沢駅 | - | - | - |
| 陣場駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横手駅 77.8 万/坪(昨年同期比 +90.9 ％)
横手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.8万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +90.9％( +37.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 24.4年から -74.3 ％減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 113.4 坪から -45.3 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 46.4 坪から -44.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.4 年 → 2025年 6.3 年、-74.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 34.7 分 → 2025年 15.0 分、-56.8 ％と大きく減少)
大久保駅 23.4 万/坪(昨年同期比 +84.1 ％)
大久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +84.1％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 29.3年から +8.0 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 242.0 坪から -75.0 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 78.7 坪から -51.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.0 分 → 2025年 13.3 分、-46.7 ％と大きく減少)
土崎駅 10.9 万/坪(昨年同期比 -75.7 ％)
土崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.7％( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.7年(昨年 28.4年から +57.5 ％増)。平均土地面積は 96.2 坪 (昨年 116.5 坪から -17.4 ％減)。平均建物面積は 65.3 坪 (昨年 63.7 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.4 年 → 2025年 44.7 年、+57.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 80.0 ％)
上飯島駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -72.6 ％)
上飯島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -72.6％( -72.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 25.7年から +21.7 ％増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 70.0 坪から +2.3 ％増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 61.8 坪から -33.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.7 年 → 2025年 31.3 年、+21.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.4 分 → 2025年 14.3 分、+38.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示