【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR石巻線 (小牛田駅～女川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.8万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -34.8％( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -32.1％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 17.5年から +84.2 ％増)。平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 95.6 坪から +14.8 ％増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 47.3 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。鹿又駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは陸前稲井駅で昨年に比べ +125.6 ％、坪単価は 44.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(陸前稲井駅、鹿又駅)は +68.9 ％(坪単価 +15.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小牛田駅、涌谷駅)は -63.2 ％(坪単価 -29.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 25.0 分 → 2025年 20.8 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.5 年 → 2025年 32.3 年、+84.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 44.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 27.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +12.2％( +6.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小牛田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.1万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.9％( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR石巻線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | 15.1万/坪 (29.0年/98.3坪) | 47.1万/坪 (12.4年/75.9坪) | 61.1万/坪 (24.0年/68.1坪) |
| 上涌谷駅 | - | 8.7万/坪 (40.0年/84.7坪) | - |
| 涌谷駅 | 19.2万/坪 (55.0年/87.7坪) | 46.2万/坪 (14.0年/61.5坪) | 14.4万/坪 (30.5年/112坪) |
| 前谷地駅 | 4.0万/坪 (44.0年/218坪) | - | - |
| 佳景山駅 | 55.7万/坪 (1.0年/98.3坪) | 57.7万/坪 (1.0年/67.3坪) | - |
| 鹿又駅 | 59.5万/坪 (2.0年/130坪) | 53.0万/坪 (18.0年/114坪) | 9.2万/坪 (30.0年/133坪) |
| 曽波神駅 | - | - | - |
| 石巻駅 | 31.2万/坪 (37.3年/125坪) | 51.2万/坪 (14.6年/123坪) | 45.4万/坪 (29.1年/120坪) |
| 陸前稲井駅 | 44.1万/坪 (13.0年/74.1坪) | 19.5万/坪 (34.0年/69.6坪) | - |
| 渡波駅 | 18.9万/坪 (36.7年/61.0坪) | 33.9万/坪 (16.0年/77.6坪) | 55.2万/坪 (4.3年/67.2坪) |
| 万石浦駅 | - | - | 17.6万/坪 (0年/40.8坪) |
| 沢田駅 | - | - | 3.0万/坪 (57.0年/51.4坪) |
| 浦宿駅 | - | - | - |
| 女川駅 | - | 5.3万/坪 (74.1年/151坪) | 45.3万/坪 (6.0年/52.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陸前稲井駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +125.6 ％)
陸前稲井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +125.6％( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.0年(昨年 34.0年から -61.8 ％減)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 69.6 坪から +6.5 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 66.6 坪から -45.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.0 年 → 2025年 13.0 年、-61.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.0 分 → 2025年 5.0 分、-80.8 ％と大きく減少)
鹿又駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +12.2 ％)
鹿又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +12.2％( +6.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 2.0年(昨年 18.0年から -88.9 ％減)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 113.8 坪から +14.3 ％増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 45.9 坪から +64.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.0 年 → 2025年 2.0 年、-88.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 28.5 分 → 2025年 18.0 分、-36.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
小牛田駅 15.1 万/坪(昨年同期比 -67.9 ％)
小牛田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.1万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.9％( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 12.4年から +133.8 ％増)。平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 75.9 坪から +29.5 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 30.9 坪から +91.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.4 年 → 2025年 29.0 年、+133.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.6 分 → 2025年 23.0 分、+69.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
涌谷駅 19.2 万/坪(昨年同期比 -58.5 ％)
涌谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -58.5％( -27.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.0年(昨年 14.0年から +292.8 ％増)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 61.5 坪から +42.6 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 27.2 坪から +11.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.0 分 → 2025年 8.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.0 年 → 2025年 55.0 年、+292.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示