【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の三陸鉄道リアス線 (盛駅～久慈駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -2.3％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 23 件(１年前(2018年)に比べて +53.3％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 34.6年から -21.8 ％減)。平均土地面積は 106.7 坪 (昨年 100.1 坪から +6.6 ％増)。平均建物面積は 55.9 坪 (昨年 87.4 坪から -36.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。釜石駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平田駅で昨年に比べ +3460.6 ％、坪単価は 85.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(平田駅、盛駅)は +1815.7 ％(坪単価 +84.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩手船越駅、久慈駅)は -36.9 ％(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 34.6 年 → 2019年 27.1 年、-21.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.7 ％ → 2019年 31.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 21.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 ％ → 2019年 4.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +170.9％( +87.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩手船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -74.1％( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 三陸鉄道リアス線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛駅 | 138万/坪 (0.25年/81.7坪) | 51.0万/坪 (34.8年/90.8坪) | 67.1万/坪 (0.25年/129坪) |
| 陸前赤崎駅 | - | - | - |
| 綾里駅 | - | - | - |
| 三陸駅 | - | - | - |
| 吉浜駅 | - | - | 2.1万/坪 (0年/148坪) |
| 唐丹駅 | - | - | - |
| 平田駅 | 85.0万/坪 (0.25年/54.5坪) | 2.4万/坪 (55.3年/48.4坪) | - |
| 釜石駅 | 7.1万/坪 (30.3年/63.5坪) | 51.0万/坪 (36.3年/70.5坪) | |
| 両石駅 | - | - | - |
| 鵜住居駅 | - | - | - |
| 大槌駅 | 11.4万/坪 (26.8年/89.2坪) | - | - |
| 吉里吉里駅 | 12.3万/坪 (41.3年/72.6坪) | - | - |
| 岩手船越駅 | 6.4万/坪 (0年/51.4坪) | 24.6万/坪 (0年/166坪) | 12.8万/坪 (0.25年/99.8坪) |
| 織笠駅 | 7.2万/坪 (35.3年/34.8坪) | - | 15.7万/坪 (34.3年/49.9坪) |
| 陸中山田駅 | 15.9万/坪 (45.3年/52.9坪) | - | 125万/坪 (0.25年/66.6坪) |
| 豊間根駅 | - | - | - |
| 払川駅 | - | - | - |
| 津軽石駅 | - | - | - |
| 八木沢・宮古短大駅 | - | - | - |
| 磯鶏駅 | - | - | - |
| 宮古駅 | 56.9万/坪 (20.5年/161坪) | 54.0万/坪 (22.9年/93.8坪) | 56.3万/坪 (20.1年/90.8坪) |
| 山口団地駅 | - | - | - |
| 一の渡駅 | - | - | - |
| 佐羽根駅 | - | - | - |
| 田老駅 | - | - | - |
| 摂待駅 | - | - | - |
| 岩泉小本駅 | - | - | - |
| 島越駅 | - | - | - |
| 田野畑駅 | - | - | - |
| 普代駅 | 2.6万/坪 (0年/290坪) | - | - |
| 白井海岸駅 | - | - | - |
| 堀内駅 | - | - | - |
| 野田玉川駅 | - | - | - |
| 陸中野田駅 | 37.8万/坪 (4.3年/218坪) | - | - |
| 陸中宇部駅 | - | - | - |
| 久慈駅 | 18.0万/坪 (39.0年/102坪) | 17.9万/坪 (42.3年/89.7坪) | 43.0万/坪 (24.6年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平田駅 85.0 万/坪(昨年同期比 +3460.6 ％)
平田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +3460.6％( +82.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 55.3年から -99.5 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 48.4 坪から +12.5 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 54.5 坪から -41.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 55.3 年 → 2019年 0.3 年、-99.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 8.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
盛駅 138.2 万/坪(昨年同期比 +170.9 ％)
盛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +170.9％( +87.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 34.8年から -99.3 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 90.8 坪から -10.0 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 139.2 坪から -76.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 34.8 年 → 2019年 0.3 年、-99.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 34.3 分 → 2019年 30.0 分、-12.6 ％と減少)
岩手船越駅 6.4 万/坪(昨年同期比 -74.1 ％)
岩手船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.4万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -74.1％( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 166.4 坪から -69.1 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 38.6 坪から +2.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 36.5 分 → 2019年 28.0 分、-23.3 ％と大きく減少)
久慈駅 18.0 万/坪(昨年同期比 +0.4 ％)
久慈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +0.4％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 42.3年から -7.7 ％減)。平均土地面積は 102.5 坪 (昨年 89.7 坪から +14.2 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 53.4 坪から -14.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.0 分 → 2019年 20.5 分、+105.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示