【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR釜石線 (花巻駅～釜石駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.0万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -3.3％( -0.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2024年)に比べて +5.3％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 35.0年から +12.1 ％増)。平均土地面積は 127.8 坪 (昨年 93.3 坪から +37.0 ％増)。平均建物面積は 50.8 坪 (昨年 50.2 坪から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。花巻駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは小佐野駅で昨年に比べ -80.0 ％、坪単価は 13.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠野駅)は +121.8 ％(坪単価 +10.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小佐野駅)は -80.0 ％(坪単価 -55.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 31.6 分 → 2025年 21.3 分、-32.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 27.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 35.0 年 → 2025年 39.2 年、+12.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 55.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 11.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった花巻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -13.3％( -4.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて +37.5％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小佐野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -80.0％( -55.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR釜石線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 花巻駅 | 32.1万/坪 (40.1年/79.9坪) | 37.0万/坪 (37.9年/101坪) | 34.6万/坪 (29.4年/93.2坪) |
| 似内駅 | - | - | - |
| 新花巻駅 | - | 30.5万/坪 (28.0年/99.8坪) | - |
| 小山田駅 | - | - | - |
| 土沢駅 | - | - | - |
| 晴山駅 | - | - | - |
| 岩根橋駅 | - | - | - |
| 宮守駅 | - | 2.7万/坪 (48.5年/113坪) | - |
| 柏木平駅 | - | - | - |
| 鱒沢駅 | - | - | - |
| 岩手二日町駅 | - | - | - |
| 綾織駅 | - | - | - |
| 遠野駅 | 18.7万/坪 (46.8年/174坪) | 8.4万/坪 (41.0年/108坪) | 26.9万/坪 (37.0年/75.2坪) |
| 青笹駅 | - | - | - |
| 岩手上郷駅 | - | - | - |
| 平倉駅 | - | - | - |
| 足ケ瀬駅 | 12.2万/坪 (43.0年/393坪) | - | - |
| 上有住駅 | - | 14.1万/坪 (39.0年/87.7坪) | - |
| 陸中大橋駅 | - | - | - |
| 洞泉駅 | 14.7万/坪 (11.0年/175坪) | - | - |
| 松倉駅 | - | 15.1万/坪 (31.0年/46.9坪) | - |
| 小佐野駅 | 13.9万/坪 (33.0年/151坪) | 69.4万/坪 (1.0年/42.4坪) | 79.3万/坪 (1.0年/68.1坪) |
| 釜石駅 | - | 21.5万/坪 (6.0年/46.9坪) | 9.4万/坪 (50.0年/18.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠野駅 18.7 万/坪(昨年同期比 +121.8 ％)
遠野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +121.8％( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 41.0年から +14.0 ％増)。平均土地面積は 173.9 坪 (昨年 107.9 坪から +61.2 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 82.2 坪から -37.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 41.0 年 → 2025年 46.8 年、+14.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.7 分 → 2025年 17.0 分、+59.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 75.0 ％)
小佐野駅 13.9 万/坪(昨年同期比 -80.0 ％)
小佐野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -80.0％( -55.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 1.0年から +3193.2 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 42.4 坪から +257.1 ％増)。平均建物面積は 122.5 坪 (昨年 30.3 坪から +305.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.0 分 → 2025年 19.0 分、-13.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 1.0 年 → 2025年 33.0 年、+3193.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示