【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR田沢湖線 (盛岡駅～赤渕駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +6.4％( +3.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて -82.7％( -129件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 32.8年から -9.1 ％減)。平均土地面積は 89.4 坪 (昨年 105.8 坪から -15.5 ％減)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 58.8 坪から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。前潟駅、大釜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは前潟駅で昨年に比べ +70.2 ％、坪単価は 88.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(前潟駅)は +70.2 ％(坪単価 +36.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小岩井駅)は -89.9 ％(坪単価 -43.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 38.9 分 → 2025年 31.6 分、-18.7 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 8.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.7 ％ → 2025年 20.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.5 ％ → 2025年 54.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +70.2％( +36.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小岩井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -89.9％( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR田沢湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 55.5万/坪 (28.9年/77.2坪) | 48.8万/坪 (33.4年/98.5坪) | 53.4万/坪 (31.4年/84.8坪) |
| 前潟駅 | 88.2万/坪 (12.0年/60.5坪) | 51.8万/坪 (27.4年/206坪) | 55.9万/坪 (23.3年/61.1坪) |
| 大釜駅 | 49.4万/坪 (20.5年/65.0坪) | 38.6万/坪 (28.3年/96.8坪) | 21.0万/坪 (66.4年/146坪) |
| 小岩井駅 | 4.9万/坪 (46.0年/157坪) | 48.6万/坪 (25.9年/108坪) | - |
| 雫石駅 | 7.3万/坪 (49.0年/228坪) | 16.2万/坪 (31.7年/158坪) | 17.4万/坪 (31.5年/133坪) |
| 春木場駅 | - | 3.0万/坪 (58.3年/39.3坪) | - |
| 赤渕駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
前潟駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +70.2 ％)
前潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +70.2％( +36.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 27.4年から -56.2 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 206.1 坪から -70.6 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 85.1 坪から -52.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.4 年 → 2025年 12.0 年、-56.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.4 分 → 2025年 20.0 分、+91.8 ％と大きく増加)
小岩井駅 4.9 万/坪(昨年同期比 -89.9 ％)
小岩井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -89.9％( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 25.9年から +78.0 ％増)。平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 108.4 坪から +45.1 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 37.1 坪から +10.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.0 分 → 2025年 4.0 分、-63.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.9 年 → 2025年 46.0 年、+78.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示