
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期のJR田沢湖線 (盛岡駅~赤渕駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.8%( -4.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 156 件(1年前(2023年)に比べて -9.8%( -17件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 31.5年から +4.1 %増)。平均土地面積は 105.8 坪 (昨年 86.3 坪から +22.6 %増)。平均建物面積は 58.8 坪 (昨年 58.0 坪から +1.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。大釜駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大釜駅で昨年に比べ +83.6 %、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(大釜駅)は +83.6 %(坪単価 +17.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(盛岡駅)は -8.5 %(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.0 % → 2024年 31.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.9 % → 2024年 12.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.1 % → 2024年 42.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 % → 2024年 2.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.8万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -7.3%( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった雫石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -6.9%( -1.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
JR田沢湖線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
盛岡駅 | 48.8万/坪 (33.4年/98.5坪) | 53.4万/坪 (31.4年/84.8坪) | 52.5万/坪 (30.4年/81.7坪) |
前潟駅 | 51.8万/坪 (27.4年/206坪) | 55.9万/坪 (23.3年/61.1坪) | - |
大釜駅 | 38.6万/坪 (28.3年/96.8坪) | 21.0万/坪 (66.4年/146坪) | 63.9万/坪 (14.3年/69.0坪) |
小岩井駅 | 48.6万/坪 (25.9年/108坪) | - | 36.4万/坪 (21.7年/120坪) |
雫石駅 | 16.2万/坪 (31.7年/158坪) | 17.4万/坪 (31.5年/133坪) | 25.1万/坪 (34.4年/82.5坪) |
春木場駅 | 3.0万/坪 (58.3年/39.3坪) | - | - |
赤渕駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大釜駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +83.6 %)
大釜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +83.6%( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 66.4年から -57.4 %減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 146.2 坪から -33.8 %減)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 50.7 坪から +43.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 66.4 年 → 2024年 28.3 年、-57.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 17.7 分 → 2024年 20.5 分、+16.0 %と増加)
盛岡駅 48.8 万/坪(昨年同期比 -8.5 %)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.5%( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 133 件(1年前(2023年)に比べて -15.8%( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 31.4年から +6.5 %増)。平均土地面積は 98.5 坪 (昨年 84.8 坪から +16.2 %増)。平均建物面積は 58.6 坪 (昨年 56.8 坪から +3.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.7 % → 2024年 31.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.6 % → 2024年 12.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.7 % → 2024年 43.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 % → 2024年 2.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示