【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR山田線 (盛岡駅～宮古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.0％( -3.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 44 件(１年前(2023年)に比べて -6.4％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 33.0年から +5.3 ％増)。平均土地面積は 88.6 坪 (昨年 87.2 坪から +1.6 ％増)。平均建物面積は 66.8 坪 (昨年 51.8 坪から +28.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。盛岡駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは千徳駅で昨年に比べ -19.4 ％、坪単価は 36.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(宮古駅)は +185.5 ％(坪単価 +23.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千徳駅)は -19.4 ％(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.0 ％ → 2024年 10.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.9 ％ → 2024年 32.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 36.3 分 → 2024年 40.9 分、+12.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.9 ％ → 2024年 45.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -9.7％( -4.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -2.5％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.4％( -8.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 41.8万/坪 (34.0年/86.4坪) | 46.4万/坪 (34.0年/84.1坪) | 54.2万/坪 (30.6年/79.8坪) |
| 上盛岡駅 | - | - | 22.5万/坪 (42.5年/110坪) |
| 山岸駅 | - | - | - |
| 上米内駅 | - | - | - |
| 松草駅 | - | - | - |
| 箱石駅 | - | - | - |
| 陸中川井駅 | - | - | - |
| 茂市駅 | 7.2万/坪 (48.5年/60.5坪) | - | - |
| 蟇目駅 | - | - | - |
| 花原市駅 | - | - | - |
| 千徳駅 | 36.1万/坪 (46.5年/71.1坪) | 44.9万/坪 (23.3年/141坪) | - |
| 宮古駅 | 36.5万/坪 (30.5年/160坪) | 12.8万/坪 (34.5年/56.5坪) | 21.0万/坪 (37.9年/128坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宮古駅 36.5 万/坪(昨年同期比 +185.5 ％)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +185.5％( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 34.5年から -11.6 ％減)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 56.5 坪から +183.9 ％増)。平均建物面積は 164.1 坪 (昨年 47.4 坪から +246.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 34.5 年 → 2024年 30.5 年、-11.6 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.3 分 → 2024年 21.5 分、+74.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
千徳駅 36.1 万/坪(昨年同期比 -19.4 ％)
千徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.4％( -8.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.5年(昨年 23.3年から +100.0 ％増)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 141.4 坪から -49.7 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 33.7 坪から -7.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 18.5 分、-22.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.3 年 → 2024年 46.5 年、+100.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示