
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR大湊線 (野辺地駅~大湊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +74.2%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -26.1%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 31.4年から -6.1 %減)。平均土地面積は 115.7 坪 (昨年 136.5 坪から -15.3 %減)。平均建物面積は 91.0 坪 (昨年 51.6 坪から +76.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。野辺地駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大湊駅で昨年に比べ -43.5 %、坪単価は 7.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(下北駅)は +157.9 %(坪単価 +28.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大湊駅)は -43.5 %(坪単価 -5.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 50.2 分 → 2019年 37.6 分、-25.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 52.6 % → 2019年 35.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 % → 2019年 5.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 31.6 % → 2019年 35.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +157.9%( +28.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -5.9%( -0.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR大湊線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
野辺地駅 | 5.5万/坪 (35.8年/72.6坪) | 5.9万/坪 (35.3年/90.8坪) | - |
北野辺地駅 | - | 15.6万/坪 (35.8年/195坪) | 17.6万/坪 (43.8年/183坪) |
有戸駅 | - | - | - |
吹越駅 | 3.2万/坪 (36.8年/239坪) | - | - |
陸奥横浜駅 | - | - | - |
有畑駅 | - | - | - |
近川駅 | - | - | - |
金谷沢駅 | - | - | - |
赤川駅 | - | 18.6万/坪 (30.1年/150坪) | 15.6万/坪 (22.8年/141坪) |
下北駅 | 46.5万/坪 (22.3年/97.6坪) | 18.0万/坪 (28.9年/114坪) | 16.8万/坪 (20.1年/265坪) |
大湊駅 | 7.6万/坪 (34.4年/120坪) | 13.4万/坪 (31.0年/147坪) | 19.8万/坪 (29.8年/130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下北駅 46.5 万/坪(昨年同期比 +157.9 %)
下北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +157.9%( +28.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 28.9年から -23.1 %減)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 114.3 坪から -14.7 %減)。平均建物面積は 128.6 坪 (昨年 38.0 坪から +238.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 28.9 年 → 2019年 22.3 年、-23.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 68.6 分 → 2019年 20.6 分、-69.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 16.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)
大湊駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -43.5 %)
大湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -43.5%( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 31.0年から +11.2 %増)。平均土地面積は 119.7 坪 (昨年 147.2 坪から -18.7 %減)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 62.0 坪から -22.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 31.0 年 → 2019年 34.4 年、+11.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示