【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +81.3％( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2023年)に比べて +19.6％( +10件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 32.9年から -18.0 ％減)。平均土地面積は 104.2 坪 (昨年 106.5 坪から -2.1 ％減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 47.7 坪から +4.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長苗代駅、小中野駅、陸奥湊駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは白銀駅で昨年に比べ +124.6 ％、坪単価は 38.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(白銀駅、八戸駅)は +123.8 ％(坪単価 +30.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(金浜駅、小中野駅)は -19.1 ％(坪単価 +0.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 32.9 年 → 2024年 27.0 年、-18.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 29.5 分 → 2024年 25.5 分、-13.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 25.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 ％ → 2024年 29.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +68.7％( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +10.0％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった金浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.6％( -17.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR八戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 70.3万/坪 (18.8年/79.0坪) | 31.5万/坪 (31.1年/112坪) | 77.1万/坪 (9.3年/98.6坪) |
| 長苗代駅 | 85.0万/坪 (24.8年/98.5坪) | 50.4万/坪 (27.6年/71.5坪) | 44.8万/坪 (20.6年/88.4坪) |
| 本八戸駅 | 71.1万/坪 (27.2年/117坪) | 35.0万/坪 (31.2年/112坪) | 49.0万/坪 (33.6年/108坪) |
| 小中野駅 | 50.8万/坪 (22.3年/78.2坪) | 31.4万/坪 (36.0年/166坪) | 42.3万/坪 (24.3年/60.5坪) |
| 陸奥湊駅 | 40.6万/坪 (36.0年/114坪) | 23.4万/坪 (42.1年/171坪) | 45.9万/坪 (23.0年/62.6坪) |
| 白銀駅 | 38.7万/坪 (28.6年/143坪) | 17.2万/坪 (37.8年/68.3坪) | 48.0万/坪 (28.6年/93.9坪) |
| 鮫駅 | 11.0万/坪 (59.3年/28.7坪) | - | 3.7万/坪 (58.3年/106坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | - |
| 種差海岸駅 | - | - | - |
| 大久喜駅 | - | - | - |
| 金浜駅 | 0.08万/坪 (44.3年/51.4坪) | 17.8万/坪 (17.3年/99.8坪) | 29.1万/坪 (20.3年/62.5坪) |
| 大蛇駅 | 35.4万/坪 (28.3年/60.5坪) | - | - |
| 階上駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
白銀駅 38.7 万/坪(昨年同期比 +124.6 ％)
白銀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +124.6％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 37.8年から -24.3 ％減)。平均土地面積は 142.8 坪 (昨年 68.3 坪から +109.3 ％増)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 35.2 坪から +41.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 37.8 年 → 2024年 28.6 年、-24.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.5 分 → 2024年 20.1 分、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 ％ → 2024年 22.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 55.6 ％)
八戸駅 70.3 万/坪(昨年同期比 +123.0 ％)
八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.3万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +123.0％( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 31.1年から -39.7 ％減)。平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 111.7 坪から -29.3 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 56.8 坪から -40.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.1 年 → 2024年 18.8 年、-39.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 42.4 分 → 2024年 27.4 分、-35.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 25.0 ％)
金浜駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -99.6 ％)
金浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.08万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.6％( -17.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.3年(昨年 17.3年から +156.5 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 99.8 坪から -48.5 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 19.7 坪から +30.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.3 年 → 2024年 44.3 年、+156.5 ％と大きく増加)
小中野駅 50.8 万/坪(昨年同期比 +61.4 ％)
小中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +61.4％( +19.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 36.0年から -38.2 ％減)。平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 165.8 坪から -52.8 ％減)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 99.1 坪から -48.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.0 年 → 2024年 22.3 年、-38.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示