物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年
2025年1月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年1月〜6月期の札幌市電 (西8丁目駅すすきの駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +19.7%( +18.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 25.9年から -6.2 %減)。平均土地面積は 81.1 坪 (昨年 50.1 坪から +62.1 %増)。平均建物面積は 103.9 坪 (昨年 46.1 坪から +125.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。西線11条駅幌南小学校前駅すすきの駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは幌南小学校前駅で昨年に比べ +78.4 %、坪単価は 132 万円/坪となった。

上位 2 駅(幌南小学校前駅西線11条駅)は +60.1 %(坪単価 +53.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(電車事業所前駅中央図書館前駅)は -65.1 %(坪単価 -70.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 21.2 % → 2025年 18.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.0 % → 2025年 4.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 45.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 45.2 % → 2025年 27.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西線11条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +41.7%( +49.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった電車事業所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -73.2%( -65.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

札幌市電(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
札幌市電現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
西8丁目駅---
西線6条駅--80.9万/坪
(35.4年/29.2坪)
西線9条旭山公園通駅73.7万/坪
(24.3年/40.8坪)
88.2万/坪
(40.2年/46.9坪)
131万/坪
(19.5年/56.7坪)
西線11条駅169万/坪
(7.0年/65.3坪)
119万/坪
(15.9年/42.4坪)
100.0万/坪
(22.9年/49.4坪)
西線14条駅51.4万/坪
(40.3年/51.4坪)
104万/坪
(26.1年/70.5坪)
115万/坪
(7.1年/36.9坪)
西線16条駅104万/坪
(19.0年/19.7坪)
102万/坪
(20.5年/50.4坪)
95.2万/坪
(26.0年/120坪)
ロープウェイ入口駅101万/坪
(35.6年/58.5坪)
-84.0万/坪
(24.0年/126坪)
電車事業所前駅24.0万/坪
(44.3年/36.3坪)
89.9万/坪
(12.8年/28.7坪)
-
中央図書館前駅57.0万/坪
(25.3年/80.2坪)
132万/坪
(9.5年/43.9坪)
-
石山通駅-104万/坪
(5.6年/47.3坪)
90.2万/坪
(18.1年/66.6坪)
東屯田通駅107万/坪
(24.3年/175坪)
-129万/坪
(0.5年/41.8坪)
幌南小学校前駅132万/坪
(13.0年/63.5坪)
74.1万/坪
(28.4年/47.6坪)
105万/坪
(6.3年/34.8坪)
山鼻19条駅-69.9万/坪
(24.8年/57.5坪)
111万/坪
(30.5年/74.1坪)
行啓通駅114万/坪
(24.3年/51.4坪)
--
中島公園通駅-78.7万/坪
(38.8年/34.8坪)
98.1万/坪
(12.5年/22.7坪)
山鼻9条駅-89.7万/坪
(8.0年/37.8坪)
-
すすきの駅87.7万/坪
(34.3年/140坪)
72.6万/坪
(41.1年/53.2坪)
123万/坪
(25.7年/68.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

幌南小学校前駅132.2 万/坪(昨年同期比 +78.4 %)

幌南小学校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +78.4%( +58.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.0年(昨年 28.4年から -54.2 %減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 47.6 坪から +33.3 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 34.8 坪から -17.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 28.4 年 → 2025年 13.0 年、-54.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 15.0 分、+50.0 %と大きく増加)

西線11条駅169.0 万/坪(昨年同期比 +41.7 %)

西線11条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +41.7%( +49.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 7.0年(昨年 15.9年から -55.6 %減)。平均土地面積は 65.3 坪 (昨年 42.4 坪から +54.2 %増)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 32.5 坪から +41.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 15.9 年 → 2025年 7.0 年、-55.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.5 分 → 2025年 9.2 分、-26.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 16.7 %)

電車事業所前駅24.0 万/坪(昨年同期比 -73.2 %)

電車事業所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -73.2%( -65.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 44.3年(昨年 12.8年から +247.0 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 28.7 坪から +26.3 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 43.9 坪から -24.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 12.8 年 → 2025年 44.3 年、+247.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 10.0 分、+100.0 %と大きく増加)

中央図書館前駅57.0 万/坪(昨年同期比 -56.9 %)

中央図書館前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -56.9%( -75.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 25.3年(昨年 9.5年から +165.6 %増)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 43.9 坪から +82.8 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 37.8 坪から +16.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 9.5 年 → 2025年 25.3 年、+165.6 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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