【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR富良野線 (旭川駅～富良野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.8％( -5.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて -91.8％( -167件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.3年(昨年 34.0年から +27.1 ％増)。平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 103.2 坪から -24.5 ％減)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 50.5 坪から -36.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。美瑛駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富良野駅で昨年に比べ +110.1 ％、坪単価は 45.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(富良野駅)は +110.1 ％(坪単価 +24.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(旭川駅)は -33.1 ％(坪単価 -10.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 51.6 分 → 2024年 26.2 分、-49.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.6 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 34.0 年 → 2024年 43.3 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 ％ → 2024年 46.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 43.5 ％ → 2024年 53.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +110.1％( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美瑛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +82.8％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR富良野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 旭川駅 | 21.7万/坪 (42.1年/69.2坪) | 32.4万/坪 (33.2年/95.8坪) | 28.6万/坪 (34.2年/105坪) |
| 神楽岡駅 | 31.5万/坪 (40.8年/87.2坪) | - | 16.5万/坪 (47.8年/106坪) |
| 緑が丘駅 | - | 36.7万/坪 (32.8年/93.8坪) | - |
| 西御料駅 | - | 38.1万/坪 (24.8年/87.7坪) | 39.7万/坪 (21.8年/80.2坪) |
| 西瑞穂駅 | - | - | - |
| 西神楽駅 | - | 12.3万/坪 (41.0年/158坪) | 8.3万/坪 (36.8年/81.7坪) |
| 西聖和駅 | - | - | - |
| 千代ケ岡駅 | - | 13.3万/坪 (39.3年/165坪) | - |
| 北美瑛駅 | - | - | - |
| 美瑛駅 | 21.0万/坪 (48.8年/86.2坪) | 11.5万/坪 (30.8年/145坪) | 32.8万/坪 (28.4年/103坪) |
| 美馬牛駅 | - | - | - |
| 上富良野駅 | - | 2.4万/坪 (48.8年/106坪) | 7.2万/坪 (44.4年/80.7坪) |
| 西中駅 | - | - | - |
| 中富良野駅 | - | 4.0万/坪 (45.8年/224坪) | 12.1万/坪 (45.3年/286坪) |
| 鹿討駅 | - | - | - |
| 学田駅 | - | - | - |
| 富良野駅 | 45.8万/坪 (49.8年/112坪) | 21.8万/坪 (40.3年/160坪) | 19.4万/坪 (40.0年/78.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富良野駅 45.8 万/坪(昨年同期比 +110.1 ％)
富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +110.1％( +24.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.8年(昨年 40.3年から +23.6 ％増)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 159.7 坪から -29.9 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 54.6 坪から -64.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 40.3 年 → 2024年 49.8 年、+23.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 17.2 分 → 2024年 20.0 分、+16.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
旭川駅 21.7 万/坪(昨年同期比 -33.1 ％)
旭川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -33.1％( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -94.4％( -151件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.1年(昨年 33.2年から +26.8 ％増)。平均土地面積は 69.2 坪 (昨年 95.8 坪から -27.7 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 50.8 坪から -37.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.2 年 → 2024年 42.1 年、+26.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.2 ％ → 2024年 55.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示