【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅～室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.5％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -12.5％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 29.3年から +37.2 ％増)。平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 72.5 坪から +23.5 ％増)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 39.1 坪から -6.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。室蘭駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは室蘭駅で昨年に比べ +44.6 ％、坪単価は 24.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(室蘭駅)は +44.6 ％(坪単価 +7.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(母恋駅)は -87.5 ％(坪単価 -11.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 29.3 年 → 2025年 40.2 年、+37.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 ％ → 2025年 42.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.9 ％ → 2025年 52.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.1％( -5.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -35.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった母恋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.5％( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR室蘭支線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東室蘭駅 | 50.2万/坪 (37.1年/108坪) | 55.8万/坪 (26.8年/72.9坪) | 45.5万/坪 (26.7年/102坪) |
| 輪西駅 | 0.06万/坪 (62.3年/24.2坪) | - | 6.2万/坪 (41.3年/41.6坪) |
| 御崎駅 | - | - | 12.8万/坪 (26.3年/84.7坪) |
| 母恋駅 | 1.7万/坪 (47.3年/40.8坪) | 13.3万/坪 (40.3年/71.8坪) | 3.5万/坪 (51.8年/74.1坪) |
| 室蘭駅 | 24.9万/坪 (40.9年/69.3坪) | 17.2万/坪 (40.3年/68.8坪) | 5.4万/坪 (50.3年/77.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
室蘭駅 24.9 万/坪(昨年同期比 +44.6 ％)
室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +44.6％( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.9年(昨年 40.3年から +1.7 ％増)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 68.8 坪から +0.7 ％増)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 38.6 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 23.4 分、-22.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
母恋駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -87.5 ％)
母恋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.5％( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 40.3年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 71.8 坪から -43.2 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 41.6 坪から -56.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.5 分 → 2025年 17.0 分、-17.1 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 40.3 年 → 2025年 47.3 年、+17.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示