【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の遠州鉄道 (新浜松駅～西鹿島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.4万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +55.4％( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 23.9年から -50.2 ％減)。平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 82.7 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 44.1 坪から -7.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。遠州小松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは遠州小松駅で昨年に比べ +53.2 ％、坪単価は 77.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(遠州小松駅)は +53.2 ％(坪単価 +26.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上島駅)は -32.3 ％(坪単価 -42.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.9 年 → 2025年 11.9 年、-50.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.9 分 → 2025年 18.5 分、-19.1 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.3 ％ → 2025年 51.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.3 ％ → 2025年 29.6 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 ％ → 2025年 3.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 13.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.5万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -32.3％( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -11.2％( -8.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 遠州鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新浜松駅 | 109万/坪 (0.25年/54.5坪) | - | 47.2万/坪 (27.3年/48.4坪) |
| 第一通り駅 | - | - | - |
| 遠州病院駅 | - | 56.0万/坪 (27.8年/126坪) | - |
| 八幡駅 | - | - | - |
| 助信駅 | 91.6万/坪 (18.3年/66.6坪) | - | - |
| 曳馬駅 | 41.6万/坪 (36.3年/46.9坪) | - | 71.4万/坪 (22.3年/60.5坪) |
| 上島駅 | 89.5万/坪 (10.3年/54.8坪) | 132万/坪 (5.3年/51.4坪) | - |
| 自動車学校前駅 | 36.4万/坪 (31.3年/21.2坪) | - | - |
| さぎの宮駅 | - | - | 116万/坪 (1.3年/48.4坪) |
| 積志駅 | 94.8万/坪 (16.3年/93.8坪) | - | - |
| 遠州西ケ崎駅 | 80.5万/坪 (21.3年/68.8坪) | - | - |
| 遠州小松駅 | 77.3万/坪 (14.1年/94.3坪) | 50.4万/坪 (24.5年/67.8坪) | 596万/坪 (18.5年/67.1坪) |
| 浜北駅 | 66.2万/坪 (10.3年/137坪) | 74.5万/坪 (25.8年/51.4坪) | 62.6万/坪 (26.9年/63.1坪) |
| 美薗中央公園駅 | 104万/坪 (0.25年/63.5坪) | - | 101万/坪 (0.9年/56.5坪) |
| 遠州小林駅 | - | 29.2万/坪 (24.9年/131坪) | 81.4万/坪 (6.3年/63.2坪) |
| 遠州芝本駅 | 106万/坪 (1.3年/68.4坪) | - | 24.5万/坪 (31.3年/118坪) |
| 遠州岩水寺駅 | 38.1万/坪 (21.3年/69.6坪) | - | 79.3万/坪 (1.3年/160坪) |
| 西鹿島駅 | - | 31.3万/坪 (24.8年/51.4坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
遠州小松駅 77.3 万/坪(昨年同期比 +53.2 ％)
遠州小松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.3万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +53.2％( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 24.5年から -42.5 ％減)。平均土地面積は 94.3 坪 (昨年 67.8 坪から +39.1 ％増)。平均建物面積は 57.7 坪 (昨年 36.9 坪から +56.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.5 年 → 2025年 14.1 年、-42.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.6 分 → 2025年 15.5 分、-28.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
上島駅 89.5 万/坪(昨年同期比 -32.3 ％)
上島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.5万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -32.3％( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.3年(昨年 5.3年から +95.1 ％増)。平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 51.4 坪から +6.5 ％増)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 28.7 坪から +56.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 60.0 分 → 2025年 15.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 5.3 年 → 2025年 10.3 年、+95.1 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示