【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -1.6％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 118 件(１年前(2024年)に比べて -51.0％( -123件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 28.8年から +1.9 ％増)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 102.2 坪から -19.0 ％減)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 51.3 坪から -21.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。小中野駅、白銀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは白銀駅で昨年に比べ +25.6 ％、坪単価は 53.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(白銀駅、小中野駅)は +23.8 ％(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鮫駅、種差海岸駅)は -90.1 ％(坪単価 -38.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 ％ → 2025年 1.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 38.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 25.4 分 → 2025年 28.3 分、+11.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.7 ％ → 2025年 32.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.9 ％ → 2025年 15.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +17.9％( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -41.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鮫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -94.2％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 61.5万/坪 (22.3年/91.6坪) | 52.2万/坪 (21.3年/130坪) | 47.0万/坪 (23.4年/117坪) |
| 長苗代駅 | 47.0万/坪 (35.1年/105坪) | 51.0万/坪 (28.0年/84.1坪) | 61.9万/坪 (16.0年/65.4坪) |
| 本八戸駅 | 40.8万/坪 (32.1年/69.3坪) | 55.9万/坪 (28.8年/92.8坪) | 46.3万/坪 (25.4年/107坪) |
| 小中野駅 | 60.5万/坪 (23.1年/81.8坪) | 49.6万/坪 (27.2年/122坪) | 50.0万/坪 (26.1年/142坪) |
| 陸奥湊駅 | 33.5万/坪 (30.9年/66.9坪) | 29.9万/坪 (40.0年/111坪) | 37.6万/坪 (35.6年/97.4坪) |
| 白銀駅 | 53.8万/坪 (25.7年/76.5坪) | 42.8万/坪 (28.5年/90.6坪) | 38.5万/坪 (32.6年/77.6坪) |
| 鮫駅 | 2.1万/坪 (38.7年/206坪) | 35.5万/坪 (41.8年/67.8坪) | 24.2万/坪 (37.7年/66.6坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | |
| 種差海岸駅 | 7.0万/坪 (49.3年/40.8坪) | 50.4万/坪 (1.0年/66.6坪) | |
| 大久喜駅 | - | - | |
| 金浜駅 | - | 22.3万/坪 (25.2年/175坪) | 25.0万/坪 (28.3年/79.8坪) |
| 大蛇駅 | 6.4万/坪 (27.0年/145坪) | 23.0万/坪 (37.6年/90.8坪) | 34.6万/坪 (25.1年/145坪) |
| 階上駅 | 3.0万/坪 (56.0年/59.0坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
白銀駅 53.8 万/坪(昨年同期比 +25.6 ％)
白銀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.8万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +25.6％( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2024年)に比べて -26.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 28.5年から -9.6 ％減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 90.6 坪から -15.5 ％減)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 39.0 坪から -2.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 22.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 ％ → 2025年 31.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 23.4 分 → 2025年 27.6 分、+18.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.7 ％ → 2025年 27.3 ％)
小中野駅 60.5 万/坪(昨年同期比 +22.0 ％)
小中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.5万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +22.0％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -67.9％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 27.2年から -15.0 ％減)。平均土地面積は 81.8 坪 (昨年 122.4 坪から -33.1 ％減)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 49.9 坪から -22.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.2 年 → 2025年 23.1 年、-15.0 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.8 分 → 2025年 23.1 分、+16.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 51.9 ％ → 2025年 66.7 ％)
鮫駅 2.1 万/坪(昨年同期比 -94.2 ％)
鮫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -94.2％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.7年(昨年 41.8年から -7.5 ％減)。平均土地面積は 206.5 坪 (昨年 67.8 坪から +204.7 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 40.5 坪から +0.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.8 分 → 2025年 8.0 分、-42.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
種差海岸駅 7.0 万/坪(昨年同期比 -86.1 ％)
種差海岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -86.1％( -43.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.3年(昨年 1.0年から +4815.0 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 66.6 坪から -38.6 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 31.8 坪から -19.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 90.0 分 → 2025年 2.0 分、-97.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 1.0 年 → 2025年 49.3 年、+4815.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示