【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR信越本線 (篠ノ井駅～長野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.5万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.3％( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(１年前(2024年)に比べて -25.9％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 18.4年から +47.9 ％増)。平均土地面積は 84.0 坪 (昨年 89.3 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 41.4 坪から +13.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。川中島駅、長野駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川中島駅で昨年に比べ +12.6 ％、坪単価は 98.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(川中島駅)は +12.6 ％(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(篠ノ井駅)は -37.0 ％(坪単価 -34.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.2 ％ → 2025年 5.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 ％ → 2025年 2.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 18.4 年 → 2025年 27.2 年、+47.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 29.2 分 → 2025年 36.3 分、+24.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.0 ％ → 2025年 32.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 39.1 ％ → 2025年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川中島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.3万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +12.6％( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安茂里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -25.5％( -17.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR信越本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 篠ノ井駅 | 58.6万/坪 (28.0年/79.2坪) | 93.0万/坪 (4.8年/56.6坪) | 83.2万/坪 (18.5年/143坪) |
| 今井駅 | 50.8万/坪 (39.7年/124坪) | 75.9万/坪 (5.2年/71.1坪) | 53.1万/坪 (21.3年/84.7坪) |
| 川中島駅 | 98.3万/坪 (14.5年/72.9坪) | 87.3万/坪 (14.0年/88.7坪) | 84.1万/坪 (17.2年/133坪) |
| 安茂里駅 | 50.0万/坪 (30.8年/71.5坪) | 67.2万/坪 (29.3年/75.6坪) | 27.3万/坪 (30.5年/83.7坪) |
| 長野駅 | 72.9万/坪 (28.2年/85.3坪) | 65.8万/坪 (27.7年/110坪) | 66.1万/坪 (33.3年/153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川中島駅 98.3 万/坪(昨年同期比 +12.6 ％)
川中島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.3万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +12.6％( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 14.0年から +4.0 ％増)。平均土地面積は 72.9 坪 (昨年 88.7 坪から -17.9 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 41.9 坪から -17.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 16.7 ％)
篠ノ井駅 58.6 万/坪(昨年同期比 -37.0 ％)
篠ノ井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.6万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -37.0％( -34.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 4.8年から +489.5 ％増)。平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 56.6 坪から +39.9 ％増)。平均建物面積は 39.6 坪 (昨年 36.3 坪から +9.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 4.8 年 → 2025年 28.0 年、+489.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.2 分 → 2025年 41.5 分、+156.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示