この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR鹿島線 (潮来駅～鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -32.6％( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -16.1％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 19.2年から +48.2 ％増)。平均土地面積は 109.6 坪 (昨年 84.2 坪から +30.1 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 37.7 坪から +24.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。延方駅、鹿島神宮駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは潮来駅で昨年に比べ -82.5 ％、坪単価は 9.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(延方駅)は -18.0 ％(坪単価 -2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(潮来駅)は -82.5 ％(坪単価 -42.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.2 年 → 2024年 28.4 年、+48.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.8 ％ → 2024年 26.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.5 ％ → 2024年 46.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.2％( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -9.5％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.5％( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR鹿島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 潮来駅 | 9.1万/坪 (41.6年/86.8坪) | 51.8万/坪 (18.9年/111坪) | 22.3万/坪 (36.8年/212坪) |
| 延方駅 | 10.5万/坪 (35.8年/115坪) | 12.8万/坪 (39.3年/101坪) | 12.4万/坪 (50.8年/91.5坪) |
| 鹿島神宮駅 | 40.4万/坪 (23.9年/115坪) | 49.3万/坪 (17.2年/71.8坪) | 45.4万/坪 (15.0年/89.1坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
延方駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -18.0 ％)
延方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.0％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 39.3年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 100.6 坪から +14.3 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 54.5 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 14.0 分、+55.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
潮来駅 9.1 万/坪(昨年同期比 -82.5 ％)
潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.5％( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.6年(昨年 18.9年から +120.3 ％増)。平均土地面積は 86.8 坪 (昨年 111.2 坪から -21.9 ％減)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 47.6 坪から +22.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.9 年 → 2024年 41.6 年、+120.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 39.0 分 → 2024年 53.3 分、+36.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示