【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR吾妻線 (渋川駅～大前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -15.0％( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2024年)に比べて -80.4％( -115件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 35.8年から +9.7 ％増)。平均土地面積は 160.0 坪 (昨年 155.4 坪から +2.9 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 43.1 坪から -12.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。長野原草津口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中之条駅で昨年に比べ +115.4 ％、坪単価は 34.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(中之条駅、長野原草津口駅)は +74.2 ％(坪単価 +12.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(群馬原町駅、袋倉駅)は -77.6 ％(坪単価 -31.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 7.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.3 ％ → 2025年 53.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.5 ％ → 2025年 42.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中之条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +115.4％( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった群馬原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.9％( -37.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR吾妻線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋川駅 | 22.8万/坪 (41.6年/78.7坪) | 26.2万/坪 (36.7年/115坪) | 39.1万/坪 (23.4年/95.7坪) |
| 金島駅 | 34.3万/坪 (23.7年/172坪) | 32.6万/坪 (41.9年/122坪) | |
| 祖母島駅 | - | 11.6万/坪 (34.5年/188坪) | - |
| 小野上駅 | - | - | 9.0万/坪 (29.9年/148坪) |
| 小野上温泉駅 | - | - | - |
| 市城駅 | - | - | 18.9万/坪 (11.8年/69.6坪) |
| 中之条駅 | 34.3万/坪 (32.0年/48.4坪) | 15.9万/坪 (37.9年/117坪) | 20.2万/坪 (28.5年/136坪) |
| 群馬原町駅 | 1.2万/坪 (31.3年/118坪) | 38.6万/坪 (24.0年/203坪) | 5.5万/坪 (39.7年/169坪) |
| 郷原駅 | - | 19.8万/坪 (21.0年/248坪) | - |
| 矢倉駅 | - | - | - |
| 岩島駅 | 27.0万/坪 (28.5年/86.2坪) | - | - |
| 川原湯温泉駅 | - | - | 2.3万/坪 (44.8年/27.2坪) |
| 長野原草津口駅 | 30.4万/坪 (33.5年/240坪) | 22.9万/坪 (37.7年/127坪) | 35.1万/坪 (41.3年/87.1坪) |
| 群馬大津駅 | - | 0.22万/坪 (36.8年/454坪) | - |
| 羽根尾駅 | 8.1万/坪 (36.7年/175坪) | 19.4万/坪 (35.8年/206坪) | 7.3万/坪 (42.6年/174坪) |
| 袋倉駅 | 18.0万/坪 (50.5年/407坪) | 43.2万/坪 (26.0年/115坪) | 13.6万/坪 (53.3年/298坪) |
| 万座・鹿沢口駅 | 21.4万/坪 (40.8年/155坪) | 24.9万/坪 (36.9年/166坪) | 22.5万/坪 (35.4年/189坪) |
| 大前駅 | - | - | 5.3万/坪 (51.0年/454坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中之条駅 34.3 万/坪(昨年同期比 +115.4 ％)
中之条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +115.4％( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 37.9年から -15.6 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 117.3 坪から -58.7 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 41.2 坪から -41.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 37.9 年 → 2025年 32.0 年、-15.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 46.0 分 → 2025年 30.0 分、-34.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
長野原草津口駅 30.4 万/坪(昨年同期比 +32.9 ％)
長野原草津口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +32.9％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 37.7年から -11.1 ％減)。平均土地面積は 240.5 坪 (昨年 126.7 坪から +89.9 ％増)。平均建物面積は 80.2 坪 (昨年 35.6 坪から +125.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 37.7 年 → 2025年 33.5 年、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
群馬原町駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -96.9 ％)
群馬原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.9％( -37.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 24.0年から +30.5 ％増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 202.7 坪から -41.8 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 47.3 坪から +34.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.0 年 → 2025年 31.3 年、+30.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.2 分 → 2025年 19.0 分、+33.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
袋倉駅 18.0 万/坪(昨年同期比 -58.4 ％)
袋倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -58.4％( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 50.5年(昨年 26.0年から +94.2 ％増)。平均土地面積は 406.9 坪 (昨年 115.0 坪から +253.9 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 22.7 坪から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 26.0 年 → 2025年 50.5 年、+94.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示