【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR奥羽本線 (院内駅～陣場駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -11.6％( -4.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 88 件(１年前(2024年)に比べて -38.9％( -56件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 32.8年から -3.6 ％減)。平均土地面積は 102.2 坪 (昨年 106.4 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 53.2 坪から -0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。四ツ小屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大館駅で昨年に比べ +211.4 ％、坪単価は 94.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(大館駅、神宮寺駅)は +201.0 ％(坪単価 +34.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八郎潟駅、東能代駅)は -95.4 ％(坪単価 -34.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.7 ％ → 2025年 38.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.7 ％ → 2025年 1.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.1 ％ → 2025年 36.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.6 ％ → 2025年 9.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.9万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +211.4％( +64.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八郎潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -98.6％( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 院内駅 | - | - | - |
| 横堀駅 | 11.4万/坪 (11.0年/233坪) | - | 6.4万/坪 (39.0年/303坪) |
| 三関駅 | - | - | - |
| 上湯沢駅 | - | 1.1万/坪 (56.0年/69.6坪) | - |
| 湯沢駅 | 17.4万/坪 (51.5年/63.5坪) | 23.8万/坪 (31.3年/197坪) | 25.8万/坪 (22.2年/123坪) |
| 下湯沢駅 | - | - | - |
| 十文字駅 | 14.6万/坪 (41.5年/96.8坪) | 14.4万/坪 (40.0年/149坪) | 48.0万/坪 (16.5年/118坪) |
| 醍醐駅 | - | - | - |
| 柳田駅 | - | - | 19.5万/坪 (34.5年/144坪) |
| 横手駅 | 16.1万/坪 (37.4年/141坪) | 31.6万/坪 (27.9年/163坪) | 25.6万/坪 (30.8年/96.9坪) |
| 後三年駅 | 11.0万/坪 (38.0年/133坪) | - | - |
| 飯詰駅 | - | 18.4万/坪 (48.0年/150坪) | - |
| 大曲駅 | 26.4万/坪 (17.0年/200坪) | 60.6万/坪 (12.3年/65.3坪) | 60.4万/坪 (20.0年/73.4坪) |
| 神宮寺駅 | 8.0万/坪 (39.0年/93.8坪) | 2.8万/坪 (51.0年/109坪) | 7.9万/坪 (24.0年/104坪) |
| 刈和野駅 | - | 78.0万/坪 (0年/209坪) | - |
| 峰吉川駅 | 7.3万/坪 (9.0年/363坪) | - | - |
| 羽後境駅 | - | - | - |
| 大張野駅 | 4.0万/坪 (29.0年/303坪) | - | - |
| 和田駅 | - | 28.8万/坪 (27.7年/129坪) | - |
| 四ツ小屋駅 | 54.5万/坪 (21.2年/82.9坪) | 39.0万/坪 (30.8年/70.3坪) | 44.5万/坪 (20.3年/133坪) |
| 秋田駅 | 50.8万/坪 (26.2年/74.0坪) | 51.8万/坪 (30.9年/88.1坪) | 48.0万/坪 (28.9年/98.7坪) |
| 泉外旭川駅 | 36.4万/坪 (35.0年/99.3坪) | 43.4万/坪 (35.5年/60.7坪) | 56.2万/坪 (25.7年/61.7坪) |
| 土崎駅 | 30.6万/坪 (37.7年/105坪) | 50.7万/坪 (36.5年/93.6坪) | 53.3万/坪 (17.3年/78.8坪) |
| 上飯島駅 | 23.0万/坪 (43.4年/118坪) | 43.8万/坪 (34.3年/93.0坪) | 35.2万/坪 (19.3年/56.3坪) |
| 追分駅 | 36.0万/坪 (19.5年/94.5坪) | 76.4万/坪 (11.8年/67.3坪) | 0.01万/坪 (52.0年/87.7坪) |
| 大久保駅 | 3.7万/坪 (46.0年/92.3坪) | 17.8万/坪 (45.3年/75.6坪) | 24.2万/坪 (13.5年/296坪) |
| 羽後飯塚駅 | - | - | - |
| 井川さくら駅 | - | - | - |
| 八郎潟駅 | 0.24万/坪 (58.0年/99.8坪) | 16.5万/坪 (39.5年/67.3坪) | 14.4万/坪 (41.0年/167坪) |
| 鯉川駅 | - | - | - |
| 鹿渡駅 | - | - | - |
| 森岳駅 | 7.9万/坪 (32.0年/178坪) | 11.4万/坪 (47.0年/454坪) | 19.1万/坪 (0年/333坪) |
| 北金岡駅 | - | - | - |
| 東能代駅 | 4.4万/坪 (56.0年/22.7坪) | 56.0万/坪 (24.5年/57.5坪) | - |
| 鶴形駅 | - | - | - |
| 富根駅 | - | - | - |
| 二ツ井駅 | 4.7万/坪 (37.5年/99.8坪) | 4.9万/坪 (40.0年/124坪) | - |
| 前山駅 | - | - | - |
| 鷹ノ巣駅 | 30.2万/坪 (27.0年/46.9坪) | 11.9万/坪 (39.0年/182坪) | 35.5万/坪 (26.0年/123坪) |
| 糠沢駅 | - | - | - |
| 早口駅 | - | - | - |
| 下川沿駅 | - | - | - |
| 大館駅 | 94.9万/坪 (16.3年/76.6坪) | 30.5万/坪 (40.2年/68.6坪) | 44.4万/坪 (30.5年/125坪) |
| 白沢駅 | - | - | - |
| 陣場駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大館駅 94.9 万/坪(昨年同期比 +211.4 ％)
大館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.9万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +211.4％( +64.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 40.2年から -59.3 ％減)。平均土地面積は 76.6 坪 (昨年 68.6 坪から +11.7 ％増)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 43.3 坪から -31.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.2 年 → 2025年 16.3 年、-59.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.1 分 → 2025年 29.7 分、+23.0 ％と大きく増加)
神宮寺駅 8.0 万/坪(昨年同期比 +190.5 ％)
神宮寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +190.5％( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 51.0年から -23.5 ％減)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 108.9 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 36.3 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 51.0 年 → 2025年 39.0 年、-23.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 20.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
八郎潟駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -98.6 ％)
八郎潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -98.6％( -16.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 58.0年(昨年 39.5年から +46.8 ％増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 67.3 坪から +48.3 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 42.4 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 8.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 39.5 年 → 2025年 58.0 年、+46.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
東能代駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -92.1 ％)
東能代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -92.1％( -51.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.0年(昨年 24.5年から +128.6 ％増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 57.5 坪から -60.5 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 25.7 坪から -11.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.0 分 → 2025年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.5 年 → 2025年 56.0 年、+128.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示