【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR磐越西線 (郡山駅～徳沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.1％( +4.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 103 件(１年前(2024年)に比べて -82.1％( -472件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 25.9年から -9.8 ％減)。平均土地面積は 99.3 坪 (昨年 100.2 坪から -1.0 ％減)。平均建物面積は 50.2 坪 (昨年 49.6 坪から +1.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。会津若松駅、喜多方駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは喜多方駅で昨年に比べ +97.8 ％、坪単価は 46.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(喜多方駅、会津若松駅)は +69.1 ％(坪単価 +18.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(猪苗代駅、東長原駅)は -80.5 ％(坪単価 -16.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.3 ％ → 2025年 21.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.2 ％ → 2025年 28.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.0 ％ → 2025年 35.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 1.8 ％ → 2025年 1.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +5.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2024年)に比べて -84.4％( -298件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった猪苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.12万円/坪(0.04万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -99.6％( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR磐越西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 郡山駅 | 75.9万/坪 (20.5年/85.4坪) | 70.2万/坪 (21.8年/92.7坪) | 66.2万/坪 (22.5年/93.7坪) |
| 郡山富田駅 | 74.3万/坪 (17.3年/93.8坪) | 87.0万/坪 (9.5年/56.1坪) | 84.6万/坪 (18.6年/60.7坪) |
| 喜久田駅 | - | 74.1万/坪 (5.2年/53.4坪) | 75.9万/坪 (0.8年/52.9坪) |
| 安子ケ島駅 | - | 8.3万/坪 (33.0年/139坪) | 4.4万/坪 (30.3年/148坪) |
| 磐梯熱海駅 | - | - | 1.2万/坪 (0年/46.9坪) |
| 中山宿駅 | - | - | |
| 上戸駅 | 6.2万/坪 (43.0年/81.7坪) | 9.9万/坪 (48.7年/108坪) | 4.4万/坪 (31.8年/126坪) |
| 猪苗代湖畔駅 | - | - | - |
| 関都駅 | - | - | 3.3万/坪 (51.5年/78.7坪) |
| 川桁駅 | - | 37.2万/坪 (29.9年/194坪) | 0.02万/坪 (68.8年/157坪) |
| 猪苗代駅 | 0.12万/坪 (51.5年/66.6坪) | 27.8万/坪 (32.8年/135坪) | 29.1万/坪 (35.3年/230坪) |
| 翁島駅 | 66.1万/坪 (9.0年/154坪) | - | 12.0万/坪 (39.8年/87.7坪) |
| 磐梯町駅 | - | 9.1万/坪 (41.5年/81.7坪) | 39.9万/坪 (28.6年/148坪) |
| 東長原駅 | 3.8万/坪 (29.0年/242坪) | 9.9万/坪 (45.8年/209坪) | - |
| 広田駅 | - | 54.1万/坪 (44.2年/176坪) | 79.7万/坪 (14.9年/64.7坪) |
| 会津若松駅 | 45.9万/坪 (26.3年/102坪) | 32.7万/坪 (36.1年/98.8坪) | 44.0万/坪 (29.4年/102坪) |
| 堂島駅 | - | 4.0万/坪 (47.8年/424坪) | 17.1万/坪 (66.8年/217坪) |
| 笈川駅 | - | - | 87.3万/坪 (0.5年/75.6坪) |
| 塩川駅 | 21.7万/坪 (25.0年/99.8坪) | 21.2万/坪 (30.3年/131坪) | 33.8万/坪 (21.0年/175坪) |
| 姥堂駅 | - | 0.6万/坪 (0年/363坪) | - |
| 会津豊川駅 | - | - | 9.7万/坪 (40.0年/299坪) |
| 喜多方駅 | 46.9万/坪 (25.5年/190坪) | 23.7万/坪 (30.6年/138坪) | 20.9万/坪 (37.4年/127坪) |
| 山都駅 | - | - | - |
| 荻野駅 | - | 3.9万/坪 (54.8年/303坪) | - |
| 尾登駅 | - | - | - |
| 野沢駅 | - | 20.5万/坪 (18.8年/74.1坪) | 7.7万/坪 (33.4年/67.3坪) |
| 上野尻駅 | - | 5.3万/坪 (0年/157坪) | 0.02万/坪 (0年/130坪) |
| 徳沢駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
喜多方駅 46.9 万/坪(昨年同期比 +97.8 ％)
喜多方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +97.8％( +23.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -81.8％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 30.6年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 189.6 坪 (昨年 137.8 坪から +37.5 ％増)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 47.6 坪から -6.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 30.6 年 → 2025年 25.5 年、-16.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.2 ％ → 2025年 50.0 ％)
会津若松駅 45.9 万/坪(昨年同期比 +40.4 ％)
会津若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.9万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.4％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2024年)に比べて -76.7％( -102件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 36.1年から -27.2 ％減)。平均土地面積は 101.8 坪 (昨年 98.8 坪から +3.1 ％増)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 52.7 坪から -12.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.1 年 → 2025年 26.3 年、-27.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 31.5 分 → 2025年 27.9 分、-11.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 ％ → 2025年 17.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 48.2 ％ → 2025年 27.6 ％)
猪苗代駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -99.6 ％)
猪苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.12万円/坪(0.04万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -99.6％( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.5年(昨年 32.8年から +57.2 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 134.8 坪から -50.6 ％減)。平均建物面積は 85.5 坪 (昨年 49.2 坪から +73.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 32.8 年 → 2025年 51.5 年、+57.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 51.6 分 → 2025年 75.0 分、+45.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 ％ → 2025年 100.0 ％)
東長原駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -61.4 ％)
東長原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -61.4％( -6.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 45.8年から -36.6 ％減)。平均土地面積は 242.0 坪 (昨年 208.7 坪から +15.9 ％増)。平均建物面積は 101.3 坪 (昨年 48.4 坪から +109.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 45.8 年 → 2025年 29.0 年、-36.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.0 分 → 2025年 30.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示