【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR篠栗線 (桂川駅～吉塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +14.9％( +14.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -85.2％( -109件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 22.6年から -18.8 ％減)。平均土地面積は 62.7 坪 (昨年 86.2 坪から -27.2 ％減)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 48.7 坪から -3.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。門松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは門松駅で昨年に比べ +31.5 ％、坪単価は 98.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(門松駅、篠栗駅)は +25.5 ％(坪単価 +20.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柚須駅、長者原駅)は -20.1 ％(坪単価 -26.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 22.6 年 → 2025年 18.3 年、-18.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.2 分 → 2025年 13.2 分、-18.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.9 ％ → 2025年 38.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.2 ％ → 2025年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.8 ％ → 2025年 5.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +14.2％( +15.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった門松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.8万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +31.5％( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR篠栗線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桂川駅 | - | 15.4万/坪 (45.2年/100坪) | 25.5万/坪 (34.0年/107坪) |
| 筑前大分駅 | - | 88.2万/坪 (19.1年/71.1坪) | 63.0万/坪 (15.2年/149坪) |
| 九郎原駅 | - | - | - |
| 城戸南蔵院前駅 | - | 3.0万/坪 (53.3年/333坪) | - |
| 筑前山手駅 | - | 51.2万/坪 (34.5年/333坪) | 72.1万/坪 (14.0年/191坪) |
| 篠栗駅 | 109万/坪 (14.1年/57.5坪) | 91.2万/坪 (18.8年/72.8坪) | 106万/坪 (13.5年/70.2坪) |
| 門松駅 | 98.8万/坪 (21.5年/61.0坪) | 75.2万/坪 (17.6年/70.0坪) | 87.8万/坪 (11.1年/64.0坪) |
| 長者原駅 | 110万/坪 (13.5年/69.6坪) | 134万/坪 (10.1年/88.9坪) | 108万/坪 (12.8年/58.5坪) |
| 原町駅 | 122万/坪 (13.0年/49.9坪) | 107万/坪 (17.3年/103坪) | 103万/坪 (17.6年/60.9坪) |
| 柚須駅 | 102万/坪 (0年/39.3坪) | 131万/坪 (20.6年/128坪) | 116万/坪 (22.7年/171坪) |
| 吉塚駅 | 113万/坪 (44.7年/93.8坪) | 118万/坪 (23.6年/49.8坪) | 123万/坪 (27.4年/81.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
門松駅 98.8 万/坪(昨年同期比 +31.5 ％)
門松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.8万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +31.5％( +23.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 17.6年から +22.4 ％増)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 70.0 坪から -12.8 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 48.7 坪から -33.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 23.7 分 → 2025年 19.3 分、-18.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.6 年 → 2025年 21.5 年、+22.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
篠栗駅 109.1 万/坪(昨年同期比 +19.6 ％)
篠栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.6％( +17.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -81.8％( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 18.8年から -24.6 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 72.8 坪から -21.0 ％減)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 35.8 坪から +7.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.8 年 → 2025年 14.1 年、-24.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.9 分 → 2025年 12.5 分、-21.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 ％ → 2025年 12.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.5 ％ → 2025年 25.0 ％)
柚須駅 102.3 万/坪(昨年同期比 -22.1 ％)
柚須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -22.1％( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -88.2％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 20.6年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 127.7 坪から -69.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 88.8 坪から -64.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.6 年 → 2025年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 17.2 分 → 2025年 20.0 分、+16.4 ％と増加)
長者原駅 109.6 万/坪(昨年同期比 -18.1 ％)
長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -18.1％( -24.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 10.1年から +33.3 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 88.9 坪から -21.7 ％減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 36.5 坪から +38.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 6.2 分 → 2025年 5.5 分、-11.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 10.1 年 → 2025年 13.5 年、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示