
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の山陽新幹線 (小倉駅~博多駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -47.3%( -46.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -87.5%( -84件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 27.5年から +5.0 %増)。平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 72.1 坪から -4.9 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 89.7 坪から -64.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(小倉駅)は -24.8 %(坪単価 -15.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -38.2 %(坪単価 -63.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.1 分 → 2025年 19.6 分、-11.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.2 % → 2025年 30.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.7 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.1 % → 2025年 40.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -38.2%( -63.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -93.9%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -24.8%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -84.1%( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小倉駅 | 46.7万/坪 (31.1年/49.9坪) | 62.0万/坪 (33.0年/76.4坪) | 64.1万/坪 (32.7年/85.7坪) |
博多駅 | 103万/坪 (20.0年/162坪) | 166万/坪 (17.5年/64.0坪) | 438万/坪 (24.9年/78.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小倉駅 46.7 万/坪(昨年同期比 -24.8 %)
小倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -24.8%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -84.1%( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 33.0年から -5.6 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 76.4 坪から -34.6 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 62.2 坪から -50.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 26.0 分 → 2025年 23.2 分、-10.8 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.4 % → 2025年 37.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.5 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.5 % → 2025年 50.0 %)
博多駅 102.6 万/坪(昨年同期比 -38.2 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -38.2%( -63.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -93.9%( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 17.5年から +14.2 %増)。平均土地面積は 161.8 坪 (昨年 64.0 坪から +152.8 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 141.5 坪から -69.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.3 分 → 2025年 10.5 分、-21.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 17.5 年 → 2025年 20.0 年、+14.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示