【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のハピラインふくい線 (牛ノ谷駅～敦賀駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -11.5％( -6.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2024年)に比べて -18.6％( -13件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 22.6年から +19.1 ％増)。平均土地面積は 93.2 坪 (昨年 93.9 坪から -0.8 ％減)。平均建物面積は 64.8 坪 (昨年 57.7 坪から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。敦賀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは春江駅で昨年に比べ +167.8 ％、坪単価は 59.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(春江駅、敦賀駅)は +121.5 ％(坪単価 +29.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鯖江駅、福井駅)は -51.8 ％(坪単価 -30.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 11.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.6 年 → 2025年 26.9 年、+19.1 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.1 ％ → 2025年 11.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.2 ％ → 2025年 30.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった森田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.0％( -8.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -40.9％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| ハピラインふくい線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 牛ノ谷駅 | - | - | - |
| 細呂木駅 | - | 0.6万/坪 (45.0年/18.2坪) | - |
| 芦原温泉駅 | - | 59.4万/坪 (22.0年/85.5坪) | - |
| 丸岡駅 | 43.5万/坪 (22.6年/105坪) | 55.2万/坪 (14.0年/82.7坪) | 12.4万/坪 (43.0年/69.6坪) |
| 春江駅 | 59.6万/坪 (16.3年/144坪) | 22.3万/坪 (29.2年/97.4坪) | 52.7万/坪 (20.2年/139坪) |
| 森田駅 | 61.5万/坪 (20.1年/68.1坪) | 70.0万/坪 (1.1年/47.9坪) | 54.3万/坪 (24.5年/51.8坪) |
| 福井駅 | 42.4万/坪 (32.8年/66.2坪) | 79.4万/坪 (24.9年/130坪) | 54.0万/坪 (30.8年/95.3坪) |
| 越前花堂駅 | - | 69.6万/坪 (24.0年/37.8坪) | - |
| 大土呂駅 | - | - | - |
| 北鯖江駅 | - | - | - |
| 鯖江駅 | 18.8万/坪 (41.6年/182坪) | 43.5万/坪 (28.2年/74.1坪) | 46.2万/坪 (18.0年/118坪) |
| 武生駅 | 17.3万/坪 (34.5年/103坪) | 29.3万/坪 (16.7年/70.6坪) | 26.5万/坪 (25.5年/118坪) |
| 王子保駅 | - | 15.0万/坪 (42.0年/72.6坪) | - |
| 南条駅 | - | - | - |
| 湯尾駅 | - | 4.7万/坪 (45.0年/172坪) | - |
| 今庄駅 | - | - | - |
| 敦賀駅 | 50.5万/坪 (26.1年/61.7坪) | 28.8万/坪 (34.9年/99.1坪) | 38.2万/坪 (35.7年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
春江駅 59.6 万/坪(昨年同期比 +167.8 ％)
春江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +167.8％( +37.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +60.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 29.2年から -44.2 ％減)。平均土地面積は 143.7 坪 (昨年 97.4 坪から +47.5 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 60.5 坪から -27.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.2 年 → 2025年 16.3 年、-44.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 12.5 ％)
敦賀駅 50.5 万/坪(昨年同期比 +75.2 ％)
敦賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.5万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +75.2％( +21.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.1年(昨年 34.9年から -25.2 ％減)。平均土地面積は 61.7 坪 (昨年 99.1 坪から -37.7 ％減)。平均建物面積は 78.2 坪 (昨年 56.4 坪から +38.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.9 年 → 2025年 26.1 年、-25.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 27.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 27.9 分 → 2025年 37.3 分、+33.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 36.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 9.1 ％)
鯖江駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -56.9 ％)
鯖江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -56.9％( -24.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.6年(昨年 28.2年から +47.5 ％増)。平均土地面積は 181.8 坪 (昨年 74.1 坪から +145.3 ％増)。平均建物面積は 96.5 坪 (昨年 40.2 坪から +139.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.2 年 → 2025年 41.6 年、+47.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.6 分 → 2025年 43.8 分、+476.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 60.0 ％)
福井駅 42.4 万/坪(昨年同期比 -46.6 ％)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -46.6％( -37.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -31.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 24.9年から +31.9 ％増)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 129.8 坪から -49.0 ％減)。平均建物面積は 64.2 坪 (昨年 80.5 坪から -20.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 42.0 分 → 2025年 37.0 分、-12.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.4 ％ → 2025年 30.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.9 年 → 2025年 32.8 年、+31.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 ％ → 2025年 46.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 ％ → 2025年 7.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示