この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のえちぜん鉄道勝山永平寺線 (福井駅~勝山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +24.3%( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(1年前(2024年)に比べて -59.1%( -81件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 30.4年から +1.0 %増)。平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 108.1 坪から -26.5 %減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 75.0 坪から -23.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。福井駅、越前新保駅、東藤島駅、勝山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松岡駅で昨年に比べ +191.0 %、坪単価は 70.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(松岡駅、勝山駅)は +126.9 %(坪単価 +27.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(永平寺口駅、福井駅)は -17.4 %(坪単価 -1.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.3 % → 2025年 37.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.5 % → 2025年 34.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 13.2 % → 2025年 11.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +20.3%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2024年)に比べて -56.0%( -61件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東藤島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +28.8%( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| えちぜん鉄道勝山永平寺線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福井駅 | 71.3万/坪 (31.1年/76.7坪) | 59.2万/坪 (30.1年/109坪) | 48.0万/坪 (28.6年/80.9坪) |
| 新福井駅 | - | - | - |
| 福井口駅 | - | 71.1万/坪 (13.0年/133坪) | 46.7万/坪 (40.9年/41.8坪) |
| 越前開発駅 | - | 47.6万/坪 (27.2年/83.4坪) | 38.9万/坪 (24.0年/77.1坪) |
| 越前新保駅 | 65.3万/坪 (26.6年/43.9坪) | 46.8万/坪 (36.6年/98.8坪) | 16.0万/坪 (29.6年/49.2坪) |
| 追分口駅 | - | - | 18.9万/坪 (27.4年/72.6坪) |
| 東藤島駅 | 10.7万/坪 (38.3年/60.5坪) | 8.3万/坪 (42.8年/54.5坪) | - |
| 越前島橋駅 | - | - | 57.1万/坪 (21.5年/49.9坪) |
| 観音町駅 | - | 44.7万/坪 (17.5年/81.7坪) | 99.0万/坪 (6.8年/81.7坪) |
| 松岡駅 | 70.3万/坪 (6.3年/84.7坪) | 24.2万/坪 (30.9年/109坪) | 36.8万/坪 (31.8年/60.5坪) |
| 志比堺駅 | - | - | 29.9万/坪 (17.3年/72.6坪) |
| 永平寺口駅 | 12.4万/坪 (31.0年/124坪) | 27.6万/坪 (38.2年/69.6坪) | - |
| 下志比駅 | - | 31.5万/坪 (19.3年/303坪) | - |
| 光明寺駅 | - | - | - |
| 轟駅 | - | - | |
| 越前野中駅 | - | - | - |
| 山王駅 | - | - | - |
| 越前竹原駅 | - | - | - |
| 小舟渡駅 | - | - | - |
| 保田駅 | - | - | - |
| 発坂駅 | - | - | 0.7万/坪 (0年/24.2坪) |
| 勝山駅 | 21.0万/坪 (24.3年/115坪) | 12.9万/坪 (39.0年/138坪) | 6.2万/坪 (31.9年/166坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松岡駅 70.3 万/坪(昨年同期比 +191.0 %)
松岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.3万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +191.0%( +46.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 30.9年から -79.8 %減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 108.9 坪から -22.2 %減)。平均建物面積は 70.3 坪 (昨年 87.1 坪から -19.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.9 年 → 2025年 6.3 年、-79.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.5 分 → 2025年 26.0 分、+79.3 %と大きく増加)
勝山駅 21.0 万/坪(昨年同期比 +62.7 %)
勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.0万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +62.7%( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 39.0年から -37.8 %減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 137.6 坪から -16.5 %減)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 77.1 坪から -13.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 39.0 年 → 2025年 24.3 年、-37.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
永平寺口駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -55.2 %)
永平寺口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -55.2%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 38.2年から -18.7 %減)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 69.6 坪から +78.3 %増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 37.1 坪から +59.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 38.2 年 → 2025年 31.0 年、-18.7 %と減少)
福井駅 71.3 万/坪(昨年同期比 +20.3 %)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +20.3%( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2024年)に比べて -56.0%( -61件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 30.1年から +3.2 %増)。平均土地面積は 76.7 坪 (昨年 109.0 坪から -29.7 %減)。平均建物面積は 58.3 坪 (昨年 76.6 坪から -23.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.2 % → 2025年 37.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.4 % → 2025年 35.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.7 % → 2025年 8.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示