【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の肥薩おれんじ鉄道線 (八代駅~袋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -0.6%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 46 件(1年前(2024年)に比べて -57.4%( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.2年(昨年 39.9年から -1.8 %減)。平均土地面積は 126.6 坪 (昨年 119.9 坪から +5.7 %増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 65.2 坪から -19.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。八代駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは佐敷駅で昨年に比べ -63.7 %、坪単価は 8.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(肥後高田駅)は +1.6 %(坪単価 +0.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佐敷駅)は -63.7 %(坪単価 -14.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.1 % → 2025年 5.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 57.3 % → 2025年 56.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -0.7%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 32 件(1年前(2024年)に比べて -51.5%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.7%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 肥薩おれんじ鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八代駅 | 30.9万/坪 (39.7年/134坪) | 31.1万/坪 (38.4年/128坪) | 33.4万/坪 (37.5年/108坪) |
| 肥後高田駅 | 27.0万/坪 (35.1年/76.4坪) | 26.6万/坪 (44.7年/138坪) | 22.9万/坪 (29.8年/188坪) |
| 日奈久温泉駅 | - | 13.9万/坪 (39.9年/130坪) | - |
| 肥後二見駅 | - | - | 5.5万/坪 (31.0年/287坪) |
| 上田浦駅 | - | - | - |
| たのうら御立岬公園駅 | - | 7.2万/坪 (47.0年/142坪) | - |
| 肥後田浦駅 | - | - | - |
| 海浦駅 | - | 21.0万/坪 (53.3年/19.7坪) | - |
| 佐敷駅 | 8.3万/坪 (0年/28.0坪) | 22.8万/坪 (43.0年/118坪) | 99.2万/坪 (22.3年/138坪) |
| 湯浦駅 | - | 10.5万/坪 (33.0年/162坪) | 86.0万/坪 (21.4年/106坪) |
| 津奈木駅 | - | 8.8万/坪 (37.4年/120坪) | - |
| 新水俣駅 | - | 31.5万/坪 (41.7年/78.7坪) | 45.7万/坪 (12.3年/74.1坪) |
| 水俣駅 | 13.2万/坪 (40.2年/171坪) | 26.0万/坪 (41.9年/75.2坪) | 30.7万/坪 (34.2年/72.4坪) |
| 袋駅 | - | - | 9.9万/坪 (39.5年/299坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
肥後高田駅 27.0 万/坪(昨年同期比 +1.6 %)
肥後高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +1.6%( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 44.7年から -21.4 %減)。平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 138.2 坪から -44.7 %減)。平均建物面積は 77.1 坪 (昨年 116.8 坪から -33.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 44.7 年 → 2025年 35.1 年、-21.4 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 % → 2025年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.7 分 → 2025年 23.2 分、+17.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 % → 2025年 60.0 %)
佐敷駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -63.7 %)
佐敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.7%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 118.3 坪から -76.3 %減)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 59.3 坪から -79.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 35.5 分 → 2025年 30.0 分、-15.5 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示