【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の東武日光線 (藤岡駅～東武日光駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +13.9％( +5.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 91 件(１年前(2024年)に比べて -60.4％( -139件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 27.6年から -19.5 ％減)。平均土地面積は 90.4 坪 (昨年 104.4 坪から -13.5 ％減)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 40.6 坪から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。静和駅、合戦場駅、新鹿沼駅、明神駅、下今市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北鹿沼駅で昨年に比べ +407.7 ％、坪単価は 61.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(北鹿沼駅、楡木駅)は +289.6 ％(坪単価 +29.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東武日光駅、上今市駅)は -90.1 ％(坪単価 -21.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.6 年 → 2025年 22.2 年、-19.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 24.1 分 → 2025年 21.2 分、-11.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 ％ → 2025年 38.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.8 ％ → 2025年 24.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった合戦場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +23.3％( +12.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東武日光駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.5％( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武日光線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 藤岡駅 | 28.5万/坪 (46.9年/82.0坪) | 27.4万/坪 (32.4年/97.0坪) | 37.0万/坪 (19.5年/74.8坪) |
| 静和駅 | 60.3万/坪 (17.2年/71.4坪) | 34.3万/坪 (11.8年/78.0坪) | 23.0万/坪 (29.2年/137坪) |
| 新大平下駅 | 40.1万/坪 (24.1年/65.0坪) | 46.8万/坪 (19.7年/94.8坪) | 47.4万/坪 (16.7年/86.7坪) |
| 栃木駅 | 40.0万/坪 (26.9年/108坪) | 35.5万/坪 (37.3年/107坪) | 46.9万/坪 (21.9年/79.0坪) |
| 新栃木駅 | 57.8万/坪 (13.9年/71.0坪) | 52.8万/坪 (24.3年/84.6坪) | 53.7万/坪 (21.7年/98.2坪) |
| 合戦場駅 | 63.4万/坪 (9.7年/99.4坪) | 51.4万/坪 (15.0年/116坪) | 45.8万/坪 (16.8年/95.7坪) |
| 家中駅 | - | 31.3万/坪 (18.1年/151坪) | 26.1万/坪 (35.2年/112坪) |
| 東武金崎駅 | - | 65.8万/坪 (19.5年/213坪) | 21.4万/坪 (22.8年/74.1坪) |
| 楡木駅 | 15.0万/坪 (52.0年/182坪) | 5.5万/坪 (39.7年/79.8坪) | 16.5万/坪 (34.5年/265坪) |
| 樅山駅 | 35.2万/坪 (19.8年/185坪) | 51.1万/坪 (21.9年/133坪) | 19.2万/坪 (31.6年/121坪) |
| 新鹿沼駅 | 52.4万/坪 (25.8年/110坪) | 38.4万/坪 (29.1年/77.5坪) | 42.0万/坪 (23.4年/97.4坪) |
| 北鹿沼駅 | 61.5万/坪 (8.9年/90.1坪) | 12.1万/坪 (30.9年/260坪) | 58.7万/坪 (11.8年/74.8坪) |
| 板荷駅 | - | 17.1万/坪 (46.5年/292坪) | 20.2万/坪 (30.3年/51.4坪) |
| 下小代駅 | 37.5万/坪 (19.0年/63.5坪) | 56.2万/坪 (7.8年/89.2坪) | 10.4万/坪 (52.8年/88.5坪) |
| 明神駅 | 6.6万/坪 (36.0年/52.9坪) | 3.6万/坪 (28.0年/84.7坪) | 45.7万/坪 (20.0年/70.6坪) |
| 下今市駅 | 15.8万/坪 (35.2年/68.8坪) | 11.0万/坪 (40.2年/100坪) | 30.2万/坪 (29.0年/121坪) |
| 上今市駅 | 2.3万/坪 (57.3年/69.6坪) | 14.2万/坪 (44.6年/144坪) | 23.3万/坪 (42.5年/114坪) |
| 東武日光駅 | 1.1万/坪 (42.3年/60.5坪) | 31.1万/坪 (39.0年/142坪) | 30.7万/坪 (39.3年/177坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北鹿沼駅 61.5 万/坪(昨年同期比 +407.7 ％)
北鹿沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +407.7％( +49.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.9年(昨年 30.9年から -71.2 ％減)。平均土地面積は 90.1 坪 (昨年 260.2 坪から -65.3 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 79.4 坪から -48.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.9 年 → 2025年 8.9 年、-71.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 27.5 分 → 2025年 13.6 分、-50.5 ％と大きく減少)
楡木駅 15.0 万/坪(昨年同期比 +171.4 ％)
楡木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +171.4％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 39.7年から +31.1 ％増)。平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 79.8 坪から +127.5 ％増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 31.0 坪から +114.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.2 分 → 2025年 9.0 分、-32.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 39.7 年 → 2025年 52.0 年、+31.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
東武日光駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -96.5 ％)
東武日光駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -96.5％( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 39.0年から +8.3 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 142.3 坪から -57.5 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 30.3 坪から -10.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 36.2 分 → 2025年 60.0 分、+65.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 100.0 ％)
上今市駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -83.7 ％)
上今市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -83.7％( -11.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 57.3年(昨年 44.6年から +28.4 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 144.0 坪から -51.7 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 38.6 坪から -21.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 44.6 年 → 2025年 57.3 年、+28.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 17.4 分 → 2025年 30.0 分、+72.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示