【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅~金町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -2.2%( -3.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 119 件(1年前(2024年)に比べて -60.7%( -184件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 16.5年から -8.9 %減)。平均土地面積は 29.0 坪 (昨年 32.2 坪から -9.9 %減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 35.8 坪から -9.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。綾瀬駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは亀有駅で昨年に比べ -15.8 %、坪単価は 141 万円/坪となった。
上位 1 駅(北千住駅)は +3.3 %(坪単価 +6.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(亀有駅)は -15.8 %(坪単価 -26.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.1 % → 2025年 40.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 4.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +3.3%( +6.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2024年)に比べて -38.3%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -15.8%( -26.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -66.2%( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR常磐線各駅停車 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北千住駅 | 195万/坪 (20.3年/28.3坪) | 189万/坪 (21.1年/27.6坪) | 190万/坪 (22.2年/30.8坪) |
| 綾瀬駅 | 180万/坪 (23.0年/36.4坪) | 184万/坪 (17.2年/33.6坪) | 180万/坪 (15.6年/31.4坪) |
| 亀有駅 | 141万/坪 (15.3年/30.3坪) | 168万/坪 (16.7年/35.2坪) | 152万/坪 (13.2年/34.5坪) |
| 金町駅 | 143万/坪 (9.6年/26.7坪) | 140万/坪 (14.4年/31.3坪) | 141万/坪 (13.6年/39.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北千住駅 195.1 万/坪(昨年同期比 +3.3 %)
北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +3.3%( +6.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2024年)に比べて -38.3%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 21.1年から -3.7 %減)。平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 27.6 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 34.7 坪から -5.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.6 % → 2025年 7.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.8 % → 2025年 25.0 %)
亀有駅 141.3 万/坪(昨年同期比 -15.8 %)
亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -15.8%( -26.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2024年)に比べて -66.2%( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 16.7年から -8.4 %減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 35.2 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 37.1 坪から -6.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 13.0 % → 2025年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 14.3 分 → 2025年 15.7 分、+10.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 % → 2025年 29.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.5 % → 2025年 4.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示