
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の西武豊島線 (練馬駅~豊島園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 286万円/坪(86.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +12.7%( +32.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -21.4%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 19.4年から -16.1 %減)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 36.0 坪から -4.1 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 40.3 坪から -12.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。練馬駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは練馬駅で昨年に比べ +33.5 %、坪単価は 319 万円/坪となった。
上位 1 駅(練馬駅)は +33.5 %(坪単価 +80.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(豊島園駅)は -28.9 %(坪単価 -80.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 19.4 年 → 2025年 16.3 年、-16.1 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 % → 2025年 9.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 % → 2025年 27.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.5 分 → 2025年 13.0 分、+52.9 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.5 % → 2025年 27.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 18.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 319万円/坪(96.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +33.5%( +80.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊島園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -28.9%( -80.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武豊島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
練馬駅 | 319万/坪 (15.1年/37.6坪) | 239万/坪 (22.6年/30.8坪) | 270万/坪 (22.0年/54.2坪) |
豊島園駅 | 197万/坪 (19.3年/26.2坪) | 277万/坪 (14.2年/45.4坪) | 285万/坪 (0年/25.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
練馬駅 319.0 万/坪(昨年同期比 +33.5 %)
練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 319万円/坪(96.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +33.5%( +80.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 22.6年から -33.2 %減)。平均土地面積は 37.6 坪 (昨年 30.8 坪から +22.3 %増)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 35.0 坪から +6.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 22.6 年 → 2025年 15.1 年、-33.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 37.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.2 分 → 2025年 12.9 分、+39.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 25.0 %)
豊島園駅 196.9 万/坪(昨年同期比 -28.9 %)
豊島園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -28.9%( -80.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 14.2年から +36.1 %増)。平均土地面積は 26.2 坪 (昨年 45.4 坪から -42.2 %減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 48.7 坪から -40.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.2 年 → 2025年 19.3 年、+36.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.2 分 → 2025年 13.3 分、+85.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示