【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の西武有楽町線 (練馬駅～小竹向原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 289万円/坪(87.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +18.1％( +44.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 44 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 18.3年から -15.7 ％減)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 35.5 坪から +21.0 ％増)。平均建物面積は 45.3 坪 (昨年 41.6 坪から +8.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。小竹向原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小竹向原駅で昨年に比べ +26.9 ％、坪単価は 319 万円/坪となった。
上位 1 駅(小竹向原駅)は +26.9 ％(坪単価 +67.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新桜台駅)は -21.4 ％(坪単価 -57.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 18.3 年 → 2025年 15.5 年、-15.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 11.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.6 ％ → 2025年 18.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.8 分 → 2025年 11.9 分、+35.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.9 ％ → 2025年 18.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 ％ → 2025年 4.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 319万円/坪(96.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.9％( +67.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -54.3％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.4％( -57.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武有楽町線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 練馬駅 | 270万/坪 (16.9年/34.3坪) | 232万/坪 (23.3年/33.2坪) | 281万/坪 (15.6年/50.6坪) |
| 新桜台駅 | 211万/坪 (30.8年/78.1坪) | 268万/坪 (12.1年/49.5坪) | 265万/坪 (22.4年/30.8坪) |
| 小竹向原駅 | 319万/坪 (11.7年/46.2坪) | 251万/坪 (15.8年/35.1坪) | 227万/坪 (19.4年/39.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小竹向原駅 319.2 万/坪(昨年同期比 +26.9 ％)
小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 319万円/坪(96.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.9％( +67.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -54.3％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.7年(昨年 15.8年から -25.6 ％減)。平均土地面積は 46.2 坪 (昨年 35.1 坪から +31.5 ％増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 41.3 坪から +15.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 15.8 年 → 2025年 11.7 年、-25.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.1 ％ → 2025年 35.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 5.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.2 分 → 2025年 12.9 分、+39.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.4 ％ → 2025年 4.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 5.0 ％)
新桜台駅 210.6 万/坪(昨年同期比 -21.4 ％)
新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 211万円/坪(63.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.4％( -57.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 12.1年から +153.9 ％増)。平均土地面積は 78.1 坪 (昨年 49.5 坪から +57.9 ％増)。平均建物面積は 67.1 坪 (昨年 50.3 坪から +33.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.1 年 → 2025年 30.8 年、+153.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示