【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の西武有楽町線 (練馬駅~小竹向原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 317万円/坪(95.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +44.0%( +97.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて -9.1%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 23.6年から -27.6 %減)。平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 42.3 坪から +17.2 %増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 53.7 坪から +0.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。小竹向原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小竹向原駅で昨年に比べ +84.7 %、坪単価は 405 万円/坪となった。
上位 1 駅(小竹向原駅)は +84.7 %(坪単価 +185.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新桜台駅)は -26.5 %(坪単価 -67.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.6 年 → 2025年 17.1 年、-27.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.0 % → 2025年 30.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 10.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.9 分 → 2025年 11.8 分、+33.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 15.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.5 % → 2025年 5.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 405万円/坪(122万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +84.7%( +185.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 188万円/坪(56.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -26.5%( -67.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武有楽町線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 練馬駅 | 234万/坪 (20.6年/29.9坪) | 207万/坪 (35.3年/41.8坪) | 299万/坪 (12.3年/38.7坪) |
| 新桜台駅 | 188万/坪 (47.3年/40.8坪) | 255万/坪 (11.6年/75.6坪) | 308万/坪 (12.8年/27.2坪) |
| 小竹向原駅 | 405万/坪 (11.0年/68.1坪) | 219万/坪 (19.5年/33.6坪) | 209万/坪 (30.5年/38.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小竹向原駅 404.5 万/坪(昨年同期比 +84.7 %)
小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 405万円/坪(122万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +84.7%( +185.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 19.5年から -43.9 %減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 33.6 坪から +102.9 %増)。平均建物面積は 69.7 坪 (昨年 48.2 坪から +44.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.5 年 → 2025年 11.0 年、-43.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 % → 2025年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 10.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.6 分 → 2025年 13.4 分、+39.1 %と大きく増加)
新桜台駅 187.8 万/坪(昨年同期比 -26.5 %)
新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 188万円/坪(56.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -26.5%( -67.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 11.6年から +307.9 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 75.6 坪から -46.0 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 72.6 坪から -47.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 11.6 年 → 2025年 47.3 年、+307.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 5.0 分、+25.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示