【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の東武大師線 (西新井駅~大師前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +3.2%( +4.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2024年)に比べて +64.3%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.2年(昨年 19.5年から -37.4 %減)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 33.2 坪から -13.4 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 29.7 坪から +18.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大師前駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大師前駅で昨年に比べ +14.1 %、坪単価は 145 万円/坪となった。
上位 1 駅(大師前駅)は +14.1 %(坪単価 +18.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西新井駅)は -1.1 %(坪単価 -1.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.5 年 → 2025年 12.2 年、-37.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.5 分 → 2025年 12.4 分、-33.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 % → 2025年 43.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.1 % → 2025年 8.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -1.1%( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +88.9%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大師前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +14.1%( +18.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東武大師線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西新井駅 | 151万/坪 (14.9年/29.6坪) | 153万/坪 (22.0年/25.9坪) | 160万/坪 (11.9年/24.8坪) |
| 大師前駅 | 145万/坪 (4.5年/26.2坪) | 127万/坪 (13.8年/46.3坪) | 143万/坪 (4.4年/50.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大師前駅 145.0 万/坪(昨年同期比 +14.1 %)
大師前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +14.1%( +18.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.5年(昨年 13.8年から -67.3 %減)。平均土地面積は 26.2 坪 (昨年 46.3 坪から -43.4 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 31.0 坪から +13.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 13.8 年 → 2025年 4.5 年、-67.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 31.6 分 → 2025年 10.0 分、-68.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 50.0 %)
西新井駅 150.9 万/坪(昨年同期比 -1.1 %)
西新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -1.1%( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +88.9%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 22.0年から -32.4 %減)。平均土地面積は 29.6 坪 (昨年 25.9 坪から +14.5 %増)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 29.1 坪から +21.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 22.0 年 → 2025年 14.9 年、-32.4 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 41.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 11.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 11.2 分 → 2025年 13.2 分、+17.9 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示