【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の東京メトロ半蔵門線 (渋谷駅～押上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 395万円/坪(120万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.3％( -106.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 30.6年から +2.0 ％増)。平均土地面積は 33.9 坪 (昨年 41.3 坪から -17.9 ％減)。平均建物面積は 66.8 坪 (昨年 85.6 坪から -22.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。清澄白河駅、押上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは清澄白河駅で昨年に比べ +31.2 ％、坪単価は 370 万円/坪となった。
上位 2 駅(清澄白河駅、押上駅)は +29.3 ％(坪単価 +84.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(水天宮前駅、表参道駅)は -39.2 ％(坪単価 -226.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 34.0 ％ → 2025年 30.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 ％ → 2025年 6.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.0 ％ → 2025年 38.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 26.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった表参道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 714万円/坪(216万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -24.8％( -236.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった水天宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 187万円/坪(56.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.6％( -216.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ半蔵門線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | 565万/坪 (32.5年/40.8坪) | 703万/坪 (26.1年/48.9坪) | 613万/坪 (20.2年/47.6坪) |
| 表参道駅 | 714万/坪 (22.0年/33.3坪) | 950万/坪 (31.1年/74.3坪) | 1,156万/坪 (28.9年/91.0坪) |
| 青山一丁目駅 | - | 2,034万/坪 (67.6年/43.9坪) | 729万/坪 (23.2年/27.2坪) |
| 永田町駅 | - | - | 1,305万/坪 (41.0年/57.5坪) |
| 半蔵門駅 | - | 1,383万/坪 (33.1年/48.9坪) | 1,277万/坪 (33.0年/36.3坪) |
| 九段下駅 | - | 660万/坪 (31.0年/17.4坪) | 361万/坪 (4.5年/84.7坪) |
| 神保町駅 | - | 607万/坪 (27.5年/23.8坪) | 387万/坪 (29.8年/33.7坪) |
| 大手町駅 | - | - | 365万/坪 (49.8年/33.3坪) |
| 三越前駅 | - | - | - |
| 水天宮前駅 | 187万/坪 (47.0年/42.4坪) | 404万/坪 (48.9年/35.3坪) | 459万/坪 (41.4年/32.7坪) |
| 清澄白河駅 | 370万/坪 (38.0年/63.5坪) | 282万/坪 (29.3年/24.4坪) | 426万/坪 (18.3年/35.1坪) |
| 住吉駅 | 246万/坪 (12.0年/16.6坪) | 231万/坪 (29.7年/32.0坪) | 302万/坪 (25.5年/31.9坪) |
| 錦糸町駅 | 274万/坪 (52.0年/25.7坪) | 280万/坪 (28.0年/37.8坪) | 258万/坪 (33.9年/40.1坪) |
| 押上駅 | 374万/坪 (26.2年/25.9坪) | 294万/坪 (28.9年/39.5坪) | 222万/坪 (17.6年/41.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
清澄白河駅 369.5 万/坪(昨年同期比 +31.2 ％)
清澄白河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 370万円/坪(112万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +31.2％( +87.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 29.3年から +30.0 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 24.4 坪から +160.5 ％増)。平均建物面積は 164.9 坪 (昨年 49.9 坪から +230.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.8 分 → 2025年 4.0 分、-40.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.2 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 29.3 年 → 2025年 38.0 年、+30.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 50.0 ％)
押上駅 374.5 万/坪(昨年同期比 +27.4 ％)
押上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 374万円/坪(113万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +27.4％( +80.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 28.9年から -9.2 ％減)。平均土地面積は 25.9 坪 (昨年 39.5 坪から -34.4 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 63.9 坪から -40.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 42.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 20.0 ％)
水天宮前駅 187.1 万/坪(昨年同期比 -53.6 ％)
水天宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 187万円/坪(56.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.6％( -216.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 48.9年から -3.8 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 35.3 坪から +20.0 ％増)。平均建物面積は 160.3 坪 (昨年 82.0 坪から +95.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.0 分 → 2025年 3.0 分、-57.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
表参道駅 714.0 万/坪(昨年同期比 -24.8 ％)
表参道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 714万円/坪(216万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -24.8％( -236.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 31.1年から -29.2 ％減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 74.3 坪から -55.2 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 112.8 坪から -66.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.1 年 → 2025年 22.0 年、-29.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.1 分 → 2025年 10.0 分、+41.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示