【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 328万円/坪(99.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +10.0%( +29.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -57.1%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 22.5年から +30.8 %増)。平均土地面積は 21.0 坪 (昨年 26.9 坪から -22.0 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 31.2 坪から -32.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。笹塚駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹塚駅で昨年に比べ +47.1 %、坪単価は 423 万円/坪となった。
上位 1 駅(笹塚駅)は +47.1 %(坪単価 +135.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(幡ケ谷駅)は -22.7 %(坪単価 -71.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 % → 2025年 12.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.5 年 → 2025年 29.4 年、+30.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 % → 2025年 37.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 21.1 % → 2025年 12.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 423万円/坪(128万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +47.1%( +135.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 244万円/坪(73.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -22.7%( -71.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京王新線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 初台駅 | 310万/坪 (52.8年/13.6坪) | 264万/坪 (34.3年/10.6坪) | 358万/坪 (22.9年/101坪) |
| 幡ケ谷駅 | 244万/坪 (24.9年/17.6坪) | 316万/坪 (22.1年/34.3坪) | 376万/坪 (28.1年/30.5坪) |
| 笹塚駅 | 423万/坪 (18.3年/27.2坪) | 288万/坪 (20.2年/22.4坪) | 343万/坪 (1.8年/21.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹塚駅 423.4 万/坪(昨年同期比 +47.1 %)
笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 423万円/坪(128万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +47.1%( +135.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 20.2年から -9.4 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 22.4 坪から +21.8 %増)。平均建物面積は 17.1 坪 (昨年 29.2 坪から -41.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 33.3 %)
幡ケ谷駅 244.2 万/坪(昨年同期比 -22.7 %)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 244万円/坪(73.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -22.7%( -71.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 22.1年から +12.6 %増)。平均土地面積は 17.6 坪 (昨年 34.3 坪から -48.6 %減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 36.3 坪から -26.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.1 年 → 2025年 24.9 年、+12.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.1 分 → 2025年 11.7 分、+44.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示