【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 305万円/坪(92.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.8%( +14.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +41.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 14.6年から +85.1 %増)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 29.0 坪から +34.7 %増)。平均建物面積は 68.5 坪 (昨年 46.8 坪から +46.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。幡ケ谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは幡ケ谷駅で昨年に比べ +29.2 %、坪単価は 272 万円/坪となった。
上位 1 駅(幡ケ谷駅)は +29.2 %(坪単価 +61.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は +16.0 %(坪単価 +46.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 31.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 17.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.6 年 → 2024年 27.0 年、+85.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 12.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 365万円/坪(111万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +19.3%( +59.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 272万円/坪(82.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +29.2%( +61.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京王新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 初台駅 | 336万/坪 (27.8年/61.3坪) | 290万/坪 (17.5年/26.9坪) | 627万/坪 (35.9年/30.3坪) |
| 幡ケ谷駅 | 272万/坪 (29.6年/33.8坪) | 210万/坪 (17.5年/69.6坪) | 228万/坪 (31.5年/25.9坪) |
| 笹塚駅 | 365万/坪 (18.2年/28.7坪) | 306万/坪 (11.7年/23.9坪) | 212万/坪 (29.3年/26.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
幡ケ谷駅 271.8 万/坪(昨年同期比 +29.2 %)
幡ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 272万円/坪(82.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +29.2%( +61.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 17.5年から +69.2 %増)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 69.6 坪から -51.4 %減)。平均建物面積は 62.3 坪 (昨年 66.6 坪から -6.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.0 分 → 2024年 9.0 分、-25.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.5 年 → 2024年 29.6 年、+69.2 %と大きく増加)
初台駅 336.5 万/坪(昨年同期比 +16.0 %)
初台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 336万円/坪(102万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +16.0%( +46.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 17.5年から +58.6 %増)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 26.9 坪から +127.5 %増)。平均建物面積は 113.8 坪 (昨年 66.2 坪から +71.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.5 年 → 2024年 27.8 年、+58.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示