【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR上越線 (越後中里駅～ガーラ湯沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.1万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -34.6％( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -27.6％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 33.8年から -1.7 ％減)。平均土地面積は 161.4 坪 (昨年 144.0 坪から +12.1 ％増)。平均建物面積は 94.8 坪 (昨年 65.7 坪から +44.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。塩沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小出駅で昨年に比べ +129.3 ％、坪単価は 29.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(小出駅、塩沢駅)は +77.0 ％(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(石打駅、越後湯沢駅)は -87.2 ％(坪単価 -44.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.8 ％ → 2024年 46.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.6 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.1％( -2.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石打駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -97.2％( -44.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR上越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 越後中里駅 | - | - | - |
| 岩原スキー場前駅 | - | - | - |
| 越後湯沢駅 | 12.9万/坪 (43.5年/153坪) | 57.0万/坪 (46.2年/201坪) | 0.5万/坪 (47.5年/215坪) |
| 石打駅 | 1.3万/坪 (0年/242坪) | 46.0万/坪 (33.5年/236坪) | - |
| 大沢駅 | - | 20.8万/坪 (21.5年/103坪) | - |
| 塩沢駅 | 27.5万/坪 (35.5年/296坪) | 22.1万/坪 (35.0年/321坪) | 20.2万/坪 (42.5年/343坪) |
| 六日町駅 | 6.1万/坪 (40.2年/188坪) | 26.7万/坪 (32.4年/111坪) | 9.2万/坪 (43.0年/58.2坪) |
| 五日町駅 | - | - | 7.5万/坪 (24.0年/148坪) |
| 浦佐駅 | - | 14.8万/坪 (33.5年/40.8坪) | 11.3万/坪 (30.5年/69.9坪) |
| 八色駅 | - | - | - |
| 小出駅 | 29.8万/坪 (25.5年/230坪) | 13.0万/坪 (41.0年/76.0坪) | 17.2万/坪 (43.0年/143坪) |
| 越後堀之内駅 | 4.3万/坪 (43.5年/272坪) | - | 24.8万/坪 (28.5年/355坪) |
| 北堀之内駅 | - | - | - |
| 越後川口駅 | - | - | - |
| 小千谷駅 | 21.1万/坪 (29.2年/126坪) | 21.1万/坪 (28.0年/161坪) | 43.4万/坪 (22.9年/77.9坪) |
| 越後滝谷駅 | - | - | - |
| 宮内駅 | 41.6万/坪 (24.2年/76.0坪) | 43.8万/坪 (26.5年/136坪) | 16.6万/坪 (41.5年/182坪) |
| ガーラ湯沢駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小出駅 29.8 万/坪(昨年同期比 +129.3 ％)
小出駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +129.3％( +16.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 41.0年から -37.8 ％減)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 76.0 坪から +202.5 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 45.8 坪から +58.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.0 年 → 2024年 25.5 年、-37.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.5 分 → 2024年 30.0 分、+27.7 ％と大きく増加)
塩沢駅 27.5 万/坪(昨年同期比 +24.7 ％)
塩沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +24.7％( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 35.0年から +1.4 ％増)。平均土地面積は 296.5 坪 (昨年 320.7 坪から -7.5 ％減)。平均建物面積は 127.1 坪 (昨年 63.5 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 39.0 分 → 2024年 15.0 分、-61.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
石打駅 1.3 万/坪(昨年同期比 -97.2 ％)
石打駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -97.2％( -44.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 242.0 坪 (昨年 236.0 坪から +2.6 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 66.6 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.0 分 → 2024年 60.0 分、+252.9 ％と大きく増加)
越後湯沢駅 12.9 万/坪(昨年同期比 -77.3 ％)
越後湯沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -77.3％( -44.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.5年(昨年 46.2年から -5.8 ％減)。平均土地面積は 152.8 坪 (昨年 200.7 坪から -23.9 ％減)。平均建物面積は 85.2 坪 (昨年 29.7 坪から +186.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 80.0 分 → 2024年 23.7 分、-70.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示