
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR関西本線 (名古屋駅~弥富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +18.4%( +14.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2024年)に比べて -24.5%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.8年(昨年 14.6年から -25.7 %減)。平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 67.4 坪から -33.9 %減)。平均建物面積は 44.8 坪 (昨年 54.9 坪から -18.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。永和駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは永和駅で昨年に比べ +47.3 %、坪単価は 69.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(永和駅)は +47.3 %(坪単価 +22.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(蟹江駅)は -3.4 %(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 14.6 年 → 2025年 10.8 年、-25.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.7 % → 2025年 59.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.1 % → 2025年 12.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +11.9%( +12.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.4万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +47.3%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR関西本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 96.8万/坪 (13.2年/48.7坪) | 87.4万/坪 (21.0年/40.8坪) | 234万/坪 (33.0年/55.5坪) |
八田駅 | 116万/坪 (17.8年/30.6坪) | 103万/坪 (20.6年/39.3坪) | 142万/坪 (5.5年/46.9坪) |
春田駅 | 102万/坪 (6.0年/47.0坪) | 87.7万/坪 (8.7年/43.8坪) | 105万/坪 (4.2年/39.5坪) |
蟹江駅 | 74.3万/坪 (15.0年/44.7坪) | 76.9万/坪 (14.4年/103坪) | 71.4万/坪 (16.8年/43.3坪) |
永和駅 | 69.4万/坪 (1.0年/49.9坪) | 47.1万/坪 (19.3年/56.5坪) | 53.5万/坪 (10.6年/52.6坪) |
弥富駅 | - | 61.0万/坪 (26.8年/95.0坪) | 89.3万/坪 (0年/47.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
永和駅 69.4 万/坪(昨年同期比 +47.3 %)
永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.4万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +47.3%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 19.3年から -94.8 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 56.5 坪から -11.6 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 36.8 坪から -17.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 19.3 年 → 2025年 1.0 年、-94.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 22.7 分 → 2025年 18.0 分、-20.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 100.0 %)
蟹江駅 74.3 万/坪(昨年同期比 -3.4 %)
蟹江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -3.4%( -2.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 14.4年から +4.0 %増)。平均土地面積は 44.7 坪 (昨年 103.5 坪から -56.8 %減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 71.9 坪から -56.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 11.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 16.3 分 → 2025年 18.4 分、+12.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 % → 2025年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 57.1 % → 2025年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示