【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR武豊線 (大府駅～武豊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.7％( -21.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 79 件(１年前(2024年)に比べて -53.3％( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 8.8年から +162.4 ％増)。平均土地面積は 61.9 坪 (昨年 53.3 坪から +16.2 ％増)。平均建物面積は 41.5 坪 (昨年 34.9 坪から +18.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。緒川駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは緒川駅で昨年に比べ +10.2 ％、坪単価は 111 万円/坪となった。
上位 2 駅(緒川駅、亀崎駅)は +5.8 ％(坪単価 +5.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武豊駅、半田駅)は -47.5 ％(坪単価 -34.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 ％ → 2025年 7.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 ％ → 2025年 1.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 8.8 年 → 2025年 23.1 年、+162.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.9 ％ → 2025年 20.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.6 ％ → 2025年 32.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった緒川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.2％( +10.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武豊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -57.5％( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武豊線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大府駅 | 97.3万/坪 (20.3年/68.4坪) | 129万/坪 (7.8年/53.0坪) | 117万/坪 (10.4年/55.1坪) |
| 尾張森岡駅 | 96.4万/坪 (12.6年/58.2坪) | 107万/坪 (2.2年/53.2坪) | 92.8万/坪 (21.8年/79.3坪) |
| 緒川駅 | 111万/坪 (0.4年/39.7坪) | 101万/坪 (13.1年/57.5坪) | 82.9万/坪 (12.8年/64.5坪) |
| 石浜駅 | 66.1万/坪 (36.6年/94.4坪) | 97.5万/坪 (9.6年/56.2坪) | 100万/坪 (6.2年/49.1坪) |
| 東浦駅 | 80.5万/坪 (16.6年/50.2坪) | 89.2万/坪 (6.9年/49.5坪) | 78.5万/坪 (8.1年/48.7坪) |
| 亀崎駅 | 63.1万/坪 (29.6年/56.6坪) | 62.3万/坪 (13.8年/55.8坪) | 64.6万/坪 (16.0年/60.9坪) |
| 乙川駅 | 75.8万/坪 (11.2年/52.1坪) | 84.2万/坪 (8.7年/54.3坪) | 72.6万/坪 (14.7年/97.9坪) |
| 半田駅 | 52.0万/坪 (27.6年/70.6坪) | 83.1万/坪 (13.0年/45.0坪) | 67.5万/坪 (17.5年/53.4坪) |
| 東成岩駅 | - | - | 77.1万/坪 (13.8年/45.4坪) |
| 武豊駅 | 27.6万/坪 (40.5年/51.0坪) | 65.1万/坪 (2.8年/56.9坪) | 59.7万/坪 (24.7年/76.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
緒川駅 111.0 万/坪(昨年同期比 +10.2 ％)
緒川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.2％( +10.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.4年(昨年 13.1年から -97.1 ％減)。平均土地面積は 39.7 坪 (昨年 57.5 坪から -30.9 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 33.3 坪から -11.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 13.1 年 → 2025年 0.4 年、-97.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.4 分、-36.0 ％と大きく減少)
亀崎駅 63.1 万/坪(昨年同期比 +1.3 ％)
亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +1.3％( +0.8万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -47.2％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 13.8年から +113.7 ％増)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 55.8 坪から +1.4 ％増)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 34.3 坪から -7.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 13.8 年 → 2025年 29.6 年、+113.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 38.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.6 ％ → 2025年 27.8 ％)
武豊駅 27.6 万/坪(昨年同期比 -57.5 ％)
武豊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -57.5％( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 2.8年から +1371.0 ％増)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 56.9 坪から -10.2 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 31.8 坪から +32.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.2 分 → 2025年 7.0 分、-61.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 2.8 年 → 2025年 40.5 年、+1371.0 ％と大きく増加)
半田駅 52.0 万/坪(昨年同期比 -37.4 ％)
半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -37.4％( -31.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 13.0年から +112.4 ％増)。平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 45.0 坪から +56.9 ％増)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 35.4 坪から +2.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 13.0 年 → 2025年 27.6 年、+112.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.6 分 → 2025年 16.6 分、+72.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 44.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示