【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の名鉄豊田線 (梅坪駅～赤池駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.9％( -5.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 62 件(１年前(2023年)に比べて +34.8％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 9.5年から +36.9 ％増)。平均土地面積は 54.9 坪 (昨年 63.8 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 42.9 坪から -16.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。三好ケ丘駅、米野木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三好ケ丘駅で昨年に比べ +59.5 ％、坪単価は 151 万円/坪となった。
上位 1 駅(三好ケ丘駅)は +59.5 ％(坪単価 +56.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(赤池駅)は -16.0 ％(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.0 ％ → 2024年 3.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 9.5 年 → 2024年 13.0 年、+36.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.6 ％ → 2024年 21.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.2 ％ → 2024年 32.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +59.5％( +56.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浄水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.6万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -11.8％( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄豊田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梅坪駅 | 49.6万/坪 (19.8年/39.3坪) | - | 88.3万/坪 (36.3年/51.4坪) |
| 上豊田駅 | 109万/坪 (16.8年/124坪) | - | - |
| 浄水駅 | 88.6万/坪 (21.4年/59.5坪) | 101万/坪 (17.4年/115坪) | 61.4万/坪 (50.8年/60.5坪) |
| 三好ケ丘駅 | 151万/坪 (5.6年/53.5坪) | 94.5万/坪 (18.8年/87.7坪) | 75.2万/坪 (25.0年/100坪) |
| 黒笹駅 | 106万/坪 (29.3年/49.9坪) | - | 145万/坪 (9.1年/63.0坪) |
| 米野木駅 | 139万/坪 (5.4年/50.9坪) | 96.9万/坪 (9.4年/54.8坪) | 141万/坪 (3.5年/45.0坪) |
| 日進駅 | 107万/坪 (12.4年/54.5坪) | 124万/坪 (11.0年/56.3坪) | 150万/坪 (5.2年/58.3坪) |
| 赤池駅 | 112万/坪 (14.4年/53.5坪) | 134万/坪 (4.4年/56.2坪) | 126万/坪 (7.2年/57.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三好ケ丘駅 150.8 万/坪(昨年同期比 +59.5 ％)
三好ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +59.5％( +56.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.6年(昨年 18.8年から -70.0 ％減)。平均土地面積は 53.5 坪 (昨年 87.7 坪から -39.0 ％減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 28.0 坪から +19.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 18.8 年 → 2024年 5.6 年、-70.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 37.5 ％)
赤池駅 112.4 万/坪(昨年同期比 -16.0 ％)
赤池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -16.0％( -21.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 4.4年から +223.6 ％増)。平均土地面積は 53.5 坪 (昨年 56.2 坪から -4.6 ％減)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 31.9 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.4 年 → 2024年 14.4 年、+223.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 21.4 分 → 2024年 24.1 分、+12.9 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 68.8 ％ → 2024年 27.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示