【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄津島線 (須ケ口駅～津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.8万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.8％( -7.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2024年)に比べて -27.5％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 14.0年から +61.5 ％増)。平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 47.0 坪から +32.4 ％増)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 29.9 坪から +14.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。須ケ口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは勝幡駅で昨年に比べ +193.0 ％、坪単価は 22.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(勝幡駅、木田駅)は +186.6 ％(坪単価 +31.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤浪駅、甚目寺駅)は -48.5 ％(坪単価 -30.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.0 年 → 2025年 22.6 年、+61.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.1 ％ → 2025年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +180.2％( +48.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤浪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -72.0％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄津島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 須ケ口駅 | 69.1万/坪 (20.0年/95.3坪) | 51.2万/坪 (12.7年/37.3坪) | 70.9万/坪 (10.3年/47.4坪) |
| 甚目寺駅 | 68.5万/坪 (19.5年/44.4坪) | 91.4万/坪 (4.9年/45.6坪) | 68.8万/坪 (18.2年/41.9坪) |
| 七宝駅 | 57.3万/坪 (23.2年/53.5坪) | 58.8万/坪 (23.4年/39.0坪) | 80.2万/坪 (6.7年/52.8坪) |
| 木田駅 | 75.0万/坪 (23.5年/39.8坪) | 26.8万/坪 (14.0年/41.8坪) | 106万/坪 (4.6年/48.5坪) |
| 青塚駅 | - | 81.3万/坪 (17.3年/49.9坪) | 38.1万/坪 (31.4年/77.7坪) |
| 勝幡駅 | 22.4万/坪 (34.0年/43.9坪) | 7.6万/坪 (46.0年/21.2坪) | - |
| 藤浪駅 | 14.8万/坪 (49.0年/31.8坪) | 52.7万/坪 (17.5年/36.0坪) | 63.8万/坪 (21.4年/45.4坪) |
| 津島駅 | 61.2万/坪 (21.3年/93.2坪) | 65.5万/坪 (11.9年/66.4坪) | 49.0万/坪 (23.5年/56.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勝幡駅 22.4 万/坪(昨年同期比 +193.0 ％)
勝幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +193.0％( +14.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.0年(昨年 46.0年から -26.1 ％減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 21.2 坪から +107.1 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 19.7 坪から +61.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.0 年 → 2025年 34.0 年、-26.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 18.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
木田駅 75.0 万/坪(昨年同期比 +180.2 ％)
木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +180.2％( +48.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.5年(昨年 14.0年から +67.8 ％増)。平均土地面積は 39.8 坪 (昨年 41.8 坪から -4.8 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 31.8 坪から -3.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.0 年 → 2025年 23.5 年、+67.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 10.0 分 → 2025年 11.0 分、+10.0 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 50.0 ％)
藤浪駅 14.8 万/坪(昨年同期比 -72.0 ％)
藤浪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -72.0％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 17.5年から +180.0 ％増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 36.0 坪から -11.8 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 26.6 坪から -3.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.4 分 → 2025年 8.0 分、-14.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.5 年 → 2025年 49.0 年、+180.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
甚目寺駅 68.5 万/坪(昨年同期比 -25.1 ％)
甚目寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -25.1％( -22.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -35.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 4.9年から +300.2 ％増)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 45.6 坪から -2.7 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 29.4 坪から +11.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 11.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 4.9 年 → 2025年 19.5 年、+300.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 78.6 ％ → 2025年 44.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示