【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の名鉄津島線 (須ケ口駅～津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -14.8％( -11.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて -31.8％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 13.8年から +16.0 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 68.1 坪から -13.3 ％減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 39.0 坪から +5.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。津島駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは津島駅で昨年に比べ +7.8 ％、坪単価は 71.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(津島駅、七宝駅)は +4.7 ％(坪単価 +3.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木田駅、須ケ口駅)は -28.9 ％(坪単価 -28.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.7 ％ → 2024年 7.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 12.2 ％ → 2024年 10.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 13.8 年 → 2024年 16.0 年、+16.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.0 分 → 2024年 18.0 分、+12.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.1 ％ → 2024年 32.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 58.5 ％ → 2024年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甚目寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.6万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -0.2％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった須ケ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -6.3％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 名鉄津島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 須ケ口駅 | 38.1万/坪 (41.3年/34.0坪) | 40.7万/坪 (47.3年/34.0坪) | 85.5万/坪 (4.8年/37.3坪) |
| 甚目寺駅 | 77.6万/坪 (12.8年/90.8坪) | 77.8万/坪 (12.2年/71.0坪) | 72.3万/坪 (11.8年/46.3坪) |
| 七宝駅 | 77.5万/坪 (10.6年/46.6坪) | 76.2万/坪 (16.9年/79.6坪) | 61.8万/坪 (23.8年/47.8坪) |
| 木田駅 | 50.3万/坪 (22.1年/87.2坪) | 104万/坪 (1.3年/47.1坪) | 72.6万/坪 (19.7年/78.5坪) |
| 青塚駅 | 52.9万/坪 (10.8年/37.8坪) | 52.9万/坪 (0.8年/34.8坪) | 64.8万/坪 (31.5年/42.4坪) |
| 勝幡駅 | - | 30.0万/坪 (44.8年/236坪) | 40.6万/坪 (22.1年/36.8坪) |
| 藤浪駅 | 11.9万/坪 (0年/33.3坪) | - | 31.1万/坪 (26.3年/148坪) |
| 津島駅 | 71.3万/坪 (12.4年/56.3坪) | 66.1万/坪 (14.0年/44.0坪) | 44.8万/坪 (25.5年/78.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
津島駅 71.3 万/坪(昨年同期比 +7.8 ％)
津島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.8％( +5.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.4年(昨年 14.0年から -11.1 ％減)。平均土地面積は 56.3 坪 (昨年 44.0 坪から +27.9 ％増)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 31.1 坪から +27.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 14.0 年 → 2024年 12.4 年、-11.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.9 分 → 2024年 13.6 分、-27.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 ％ → 2024年 66.7 ％)
七宝駅 77.5 万/坪(昨年同期比 +1.7 ％)
七宝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.5万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1.7％( +1.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 16.9年から -36.9 ％減)。平均土地面積は 46.6 坪 (昨年 79.6 坪から -41.5 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 36.8 坪から -8.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.9 年 → 2024年 10.6 年、-36.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 62.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.4 分 → 2024年 19.9 分、+38.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 37.5 ％)
木田駅 50.3 万/坪(昨年同期比 -51.5 ％)
木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.3万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -51.5％( -53.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 1.3年から +1663.4 ％増)。平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 47.1 坪から +85.3 ％増)。平均建物面積は 57.8 坪 (昨年 32.5 坪から +77.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.3 年 → 2024年 22.1 年、+1663.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.4 分 → 2024年 17.8 分、+56.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
須ケ口駅 38.1 万/坪(昨年同期比 -6.3 ％)
須ケ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -6.3％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.3年(昨年 47.3年から -12.7 ％減)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 34.0 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 35.5 坪から -17.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 47.3 年 → 2024年 41.3 年、-12.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.5 分 → 2024年 17.5 分、+133.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示