【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄河和線 (太田川駅～河和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -27.6％( -25.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 80 件(１年前(2024年)に比べて -75.2％( -242件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 12.9年から +59.2 ％増)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 59.9 坪から -2.3 ％減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 34.7 坪から +2.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。ほとんどの駅において下落した。白沢駅、阿久比駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは坂部駅で昨年に比べ +138.5 ％、坪単価は 78.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(坂部駅、白沢駅)は +87.1 ％(坪単価 +31.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青山駅、河和駅)は -72.1 ％(坪単価 -61.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.9 年 → 2025年 20.6 年、+59.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 16.2 分 → 2025年 18.9 分、+16.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.1 ％ → 2025年 28.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.9 ％ → 2025年 19.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿久比駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.9％( +22.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.7％( -58.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -94.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄河和線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太田川駅 | 79.2万/坪 (17.3年/49.6坪) | 105万/坪 (3.9年/45.3坪) | 94.5万/坪 (12.7年/52.4坪) |
| 高横須賀駅 | 65.6万/坪 (31.5年/83.9坪) | 95.2万/坪 (12.8年/42.4坪) | 93.0万/坪 (7.8年/43.6坪) |
| 加木屋中ノ池駅 | 86.6万/坪 (13.0年/61.6坪) | 154万/坪 (2.3年/53.4坪) | 183万/坪 (-0.35年/53.7坪) |
| 南加木屋駅 | 78.0万/坪 (24.2年/58.4坪) | 140万/坪 (6.4年/53.5坪) | 122万/坪 (6.3年/55.4坪) |
| 八幡新田駅 | 66.6万/坪 (18.7年/42.4坪) | 94.6万/坪 (6.1年/49.0坪) | 85.0万/坪 (12.0年/46.2坪) |
| 巽ケ丘駅 | 64.9万/坪 (17.5年/45.0坪) | 63.6万/坪 (17.0年/54.5坪) | 78.8万/坪 (26.3年/58.5坪) |
| 白沢駅 | 66.1万/坪 (43.0年/56.0坪) | 48.7万/坪 (28.8年/45.1坪) | 70.0万/坪 (18.4年/66.6坪) |
| 坂部駅 | 78.7万/坪 (9.8年/45.8坪) | 33.0万/坪 (46.4年/129坪) | 106万/坪 (11.3年/49.9坪) |
| 阿久比駅 | 107万/坪 (8.0年/87.7坪) | 84.6万/坪 (17.7年/65.5坪) | 83.4万/坪 (13.7年/60.6坪) |
| 植大駅 | 55.7万/坪 (51.0年/51.4坪) | 78.7万/坪 (12.8年/46.0坪) | 70.4万/坪 (23.4年/120坪) |
| 半田口駅 | 68.8万/坪 (17.5年/137坪) | 69.7万/坪 (18.7年/52.7坪) | 86.6万/坪 (13.4年/58.9坪) |
| 住吉町駅 | 31.2万/坪 (29.0年/52.2坪) | 77.5万/坪 (10.7年/46.6坪) | 88.1万/坪 (7.5年/47.0坪) |
| 知多半田駅 | 81.7万/坪 (14.0年/35.4坪) | 89.8万/坪 (13.6年/83.0坪) | 73.1万/坪 (16.6年/81.9坪) |
| 成岩駅 | 54.6万/坪 (36.3年/61.3坪) | 92.9万/坪 (19.9年/73.5坪) | 83.6万/坪 (10.0年/85.2坪) |
| 青山駅 | 18.7万/坪 (43.0年/42.4坪) | 76.9万/坪 (12.8年/75.5坪) | 84.3万/坪 (9.8年/57.8坪) |
| 上ゲ駅 | 67.8万/坪 (16.9年/56.7坪) | 71.8万/坪 (14.7年/49.4坪) | 87.8万/坪 (9.8年/60.5坪) |
| 知多武豊駅 | 51.7万/坪 (22.0年/46.1坪) | 65.4万/坪 (15.6年/95.1坪) | 75.8万/坪 (16.6年/53.9坪) |
| 富貴駅 | 23.9万/坪 (0年/46.1坪) | 44.4万/坪 (30.6年/53.1坪) | 43.3万/坪 (27.8年/95.9坪) |
| 河和口駅 | - | 32.6万/坪 (64.5年/87.7坪) | - |
| 河和駅 | 29.8万/坪 (34.0年/49.9坪) | 94.8万/坪 (41.0年/112坪) | 18.7万/坪 (37.8年/112坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
坂部駅 78.7 万/坪(昨年同期比 +138.5 ％)
坂部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +138.5％( +45.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.8年(昨年 46.4年から -79.0 ％減)。平均土地面積は 45.8 坪 (昨年 128.6 坪から -64.4 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 45.9 坪から -28.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.4 年 → 2025年 9.8 年、-79.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 25.0 ％)
白沢駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +35.8 ％)
白沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +35.8％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 28.8年から +49.3 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 45.1 坪から +24.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 30.0 坪から +0.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.3 分 → 2025年 15.0 分、-29.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.8 年 → 2025年 43.0 年、+49.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
青山駅 18.7 万/坪(昨年同期比 -75.7 ％)
青山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.7万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.7％( -58.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -94.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 12.8年から +236.4 ％増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 75.5 坪から -43.9 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 48.8 坪から -47.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.8 年 → 2025年 43.0 年、+236.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.7 分 → 2025年 25.0 分、+33.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 100.0 ％)
河和駅 29.8 万/坪(昨年同期比 -68.6 ％)
河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -68.6％( -65.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 41.0年から -17.0 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 112.3 坪から -55.5 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 32.8 坪から +28.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 41.0 年 → 2025年 34.0 年、-17.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 35.6 分 → 2025年 67.8 分、+90.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示