【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の名鉄常滑線 (神宮前駅～常滑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.6万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -4.3％( -3.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 161 件(１年前(2024年)に比べて -52.6％( -179件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 17.1年から +13.0 ％増)。平均土地面積は 58.3 坪 (昨年 60.5 坪から -3.6 ％減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 44.6 坪から -10.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 16 駅。ほとんどの駅において下落した。尾張横須賀駅、寺本駅、新舞子駅、常滑駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大同町駅で昨年に比べ +225.8 ％、坪単価は 126 万円/坪となった。
上位 2 駅(大同町駅、新舞子駅)は +143.2 ％(坪単価 +61.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(多屋駅、大野町駅)は -53.9 ％(坪単価 -28.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.1 ％ → 2025年 16.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 ％ → 2025年 2.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 17.1 年 → 2025年 19.3 年、+13.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 ％ → 2025年 23.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.1 ％ → 2025年 32.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.1％( -22.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.7％( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄常滑線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 神宮前駅 | 161万/坪 (1.0年/34.8坪) | 183万/坪 (0.6年/15.9坪) | 123万/坪 (10.9年/45.8坪) |
| 豊田本町駅 | 65.1万/坪 (20.7年/33.3坪) | 91.7万/坪 (18.8年/40.9坪) | 93.0万/坪 (13.7年/32.6坪) |
| 道徳駅 | 103万/坪 (11.7年/38.0坪) | 87.2万/坪 (21.8年/50.1坪) | 93.9万/坪 (17.4年/47.3坪) |
| 大江駅 | 82.0万/坪 (18.1年/38.7坪) | 90.0万/坪 (18.4年/47.4坪) | 102万/坪 (10.7年/44.0坪) |
| 大同町駅 | 126万/坪 (0.6年/43.4坪) | 38.6万/坪 (45.8年/49.9坪) | 78.2万/坪 (19.5年/103坪) |
| 柴田駅 | 66.3万/坪 (30.2年/55.6坪) | 81.9万/坪 (18.0年/41.0坪) | 85.9万/坪 (11.1年/44.4坪) |
| 名和駅 | 66.9万/坪 (23.4年/162坪) | 94.1万/坪 (11.4年/78.4坪) | 82.8万/坪 (19.7年/69.9坪) |
| 聚楽園駅 | 84.3万/坪 (30.1年/52.9坪) | 88.9万/坪 (20.4年/51.0坪) | 108万/坪 (11.9年/51.0坪) |
| 新日鉄前駅 | 79.4万/坪 (28.1年/56.6坪) | 84.2万/坪 (13.6年/52.0坪) | 90.7万/坪 (11.9年/75.8坪) |
| 太田川駅 | 95.4万/坪 (11.9年/44.4坪) | 105万/坪 (3.9年/45.3坪) | 94.5万/坪 (12.7年/52.4坪) |
| 尾張横須賀駅 | 96.9万/坪 (12.5年/29.0坪) | 79.8万/坪 (26.4年/32.4坪) | 91.6万/坪 (3.4年/40.4坪) |
| 寺本駅 | 82.9万/坪 (5.6年/45.7坪) | 68.2万/坪 (17.4年/54.7坪) | 81.3万/坪 (11.2年/73.8坪) |
| 朝倉駅 | 72.0万/坪 (17.8年/81.9坪) | 98.2万/坪 (9.6年/85.4坪) | 87.0万/坪 (10.9年/64.9坪) |
| 古見駅 | 77.5万/坪 (14.6年/69.8坪) | 91.6万/坪 (15.3年/85.6坪) | 81.4万/坪 (12.2年/50.1坪) |
| 長浦駅 | 47.1万/坪 (27.1年/74.4坪) | 75.7万/坪 (11.5年/61.5坪) | 60.3万/坪 (14.9年/58.7坪) |
| 日長駅 | 63.2万/坪 (34.8年/46.4坪) | 64.0万/坪 (9.5年/64.5坪) | 67.9万/坪 (11.3年/76.1坪) |
| 新舞子駅 | 95.1万/坪 (6.8年/54.5坪) | 59.2万/坪 (22.5年/94.8坪) | 70.0万/坪 (9.8年/74.0坪) |
| 大野町駅 | 24.0万/坪 (41.7年/104坪) | 51.7万/坪 (25.9年/69.4坪) | 56.0万/坪 (18.2年/72.9坪) |
| 西ノ口駅 | 57.2万/坪 (16.2年/56.3坪) | 69.4万/坪 (13.5年/62.0坪) | 78.7万/坪 (4.8年/61.8坪) |
| 蒲池駅 | 34.6万/坪 (28.3年/70.3坪) | 74.5万/坪 (9.4年/55.2坪) | 78.8万/坪 (24.3年/72.6坪) |
| 榎戸駅 | 52.5万/坪 (16.9年/64.7坪) | 47.1万/坪 (27.3年/78.4坪) | 76.7万/坪 (12.6年/70.5坪) |
| 多屋駅 | 25.2万/坪 (43.7年/37.1坪) | 54.9万/坪 (28.6年/59.2坪) | 76.0万/坪 (9.4年/49.8坪) |
| 常滑駅 | 61.8万/坪 (23.0年/82.4坪) | 41.6万/坪 (26.6年/79.2坪) | 73.7万/坪 (11.3年/59.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大同町駅 125.7 万/坪(昨年同期比 +225.8 ％)
大同町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +225.8％( +87.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.6年(昨年 45.8年から -98.6 ％減)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 49.9 坪から -13.1 ％減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 36.3 坪から +11.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 45.8 年 → 2025年 0.6 年、-98.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 15.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
新舞子駅 95.1 万/坪(昨年同期比 +60.5 ％)
新舞子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.1万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +60.5％( +35.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.8年(昨年 22.5年から -69.6 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 94.8 坪から -42.6 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 55.2 坪から -44.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 22.5 年 → 2025年 6.8 年、-69.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.8 分 → 2025年 9.5 分、-35.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 ％ → 2025年 66.7 ％)
多屋駅 25.2 万/坪(昨年同期比 -54.1 ％)
多屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -54.1％( -29.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.7年(昨年 28.6年から +52.8 ％増)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 59.2 坪から -37.4 ％減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 43.1 坪から -42.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.6 年 → 2025年 43.7 年、+52.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.2 分 → 2025年 10.8 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 75.0 ％)
大野町駅 24.0 万/坪(昨年同期比 -53.7 ％)
大野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.7％( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 25.9年から +61.3 ％増)。平均土地面積は 103.6 坪 (昨年 69.4 坪から +49.2 ％増)。平均建物面積は 43.2 坪 (昨年 38.7 坪から +11.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 21.8 分 → 2025年 18.5 分、-15.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.9 年 → 2025年 41.7 年、+61.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示