【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の伊予鉄郡中線 (松山市駅～郡中港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +46.1％( +30.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2024年)に比べて -17.9％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 25.0年から -26.9 ％減)。平均土地面積は 54.7 坪 (昨年 90.9 坪から -39.8 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 52.2 坪から -44.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。土居田駅、松前駅、地蔵町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土居田駅で昨年に比べ +63.6 ％、坪単価は 92.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(土居田駅)は +63.6 ％(坪単価 +35.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(土橋駅)は -77.5 ％(坪単価 -77.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.0 年 → 2025年 18.3 年、-26.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 45.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 22.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 13.8 分 → 2025年 16.0 分、+16.0 ％と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 ％ → 2025年 4.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった地蔵町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +61.2％( +40.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった土橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.5％( -77.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 伊予鉄郡中線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松山市駅 | - | 48.8万/坪 (40.3年/31.3坪) | 58.1万/坪 (19.6年/28.7坪) |
| 土橋駅 | 22.6万/坪 (46.8年/27.2坪) | 100万/坪 (19.3年/303坪) | 82.2万/坪 (22.8年/62.8坪) |
| 土居田駅 | 92.0万/坪 (9.9年/41.8坪) | 56.2万/坪 (25.3年/32.1坪) | 87.3万/坪 (14.3年/38.5坪) |
| 余戸駅 | 62.3万/坪 (24.0年/44.9坪) | 87.6万/坪 (18.7年/123坪) | 61.4万/坪 (21.0年/54.5坪) |
| 鎌田駅 | 247万/坪 (19.6年/135坪) | - | - |
| 岡田駅 | - | - | - |
| 古泉駅 | - | - | - |
| 松前駅 | 85.0万/坪 (0.25年/56.0坪) | 63.1万/坪 (18.3年/53.7坪) | 38.4万/坪 (27.4年/38.5坪) |
| 地蔵町駅 | 106万/坪 (3.3年/51.4坪) | 65.6万/坪 (23.0年/57.5坪) | 55.7万/坪 (12.3年/45.4坪) |
| 新川駅 | - | 16.5万/坪 (43.8年/165坪) | 20.5万/坪 (34.3年/63.5坪) |
| 郡中駅 | - | - | - |
| 郡中港駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土居田駅 92.0 万/坪(昨年同期比 +63.6 ％)
土居田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.0万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +63.6％( +35.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.9年(昨年 25.3年から -60.9 ％減)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 32.1 坪から +30.5 ％増)。平均建物面積は 29.3 坪 (昨年 24.2 坪から +21.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.3 年 → 2025年 9.9 年、-60.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.8 分 → 2025年 14.3 分、+21.5 ％と大きく増加)
土橋駅 22.6 万/坪(昨年同期比 -77.5 ％)
土橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.5％( -77.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 19.3年から +142.8 ％増)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 302.5 坪から -91.0 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 199.7 坪から -83.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.3 年 → 2025年 46.8 年、+142.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.0 分 → 2025年 12.5 分、+56.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示