【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR牟岐線 (徳島駅～阿波海南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +54.0％( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(１年前(2024年)に比べて -86.2％( -213件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 30.3年から -23.6 ％減)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 86.2 坪から -13.7 ％減)。平均建物面積は 67.3 坪 (昨年 53.7 坪から +25.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。徳島駅、阿波富田駅、文化の森駅、中田駅、羽ノ浦駅、阿南駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波富田駅で昨年に比べ +90.7 ％、坪単価は 93.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波富田駅、羽ノ浦駅)は +77.8 ％(坪単価 +40.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(見能林駅、二軒屋駅)は -72.4 ％(坪単価 -36.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.3 年 → 2025年 23.1 年、-23.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.2 分 → 2025年 20.1 分、-23.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.3 ％ → 2025年 32.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.6 ％ → 2025年 29.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +90.7％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -75.9％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった見能林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -79.9％( -39.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR牟岐線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 徳島駅 | 51.2万/坪 (21.3年/69.9坪) | 41.5万/坪 (29.5年/89.4坪) | 51.8万/坪 (32.6年/76.6坪) |
| 阿波富田駅 | 93.6万/坪 (18.0年/104坪) | 49.1万/坪 (27.1年/57.7坪) | 51.4万/坪 (33.7年/50.1坪) |
| 二軒屋駅 | 18.0万/坪 (38.8年/36.3坪) | 51.4万/坪 (32.3年/89.9坪) | 36.7万/坪 (35.0年/83.4坪) |
| 文化の森駅 | 61.3万/坪 (26.7年/111坪) | 47.8万/坪 (23.9年/62.2坪) | 60.4万/坪 (19.6年/78.3坪) |
| 地蔵橋駅 | 39.4万/坪 (23.5年/40.1坪) | 51.8万/坪 (23.7年/50.8坪) | 51.4万/坪 (28.1年/60.0坪) |
| 中田駅 | 39.7万/坪 (23.0年/60.5坪) | 29.4万/坪 (36.7年/108坪) | 26.4万/坪 (31.0年/78.2坪) |
| 南小松島駅 | - | 18.2万/坪 (44.6年/94.4坪) | 24.6万/坪 (36.8年/60.8坪) |
| 阿波赤石駅 | - | 18.9万/坪 (41.5年/103坪) | 31.7万/坪 (34.3年/119坪) |
| 立江駅 | - | 15.0万/坪 (52.3年/40.8坪) | 17.2万/坪 (39.9年/164坪) |
| 羽ノ浦駅 | 92.9万/坪 (0年/51.4坪) | 56.3万/坪 (12.0年/58.5坪) | 39.6万/坪 (31.3年/110坪) |
| 西原駅 | - | 39.3万/坪 (39.4年/89.2坪) | 4.4万/坪 (45.8年/133坪) |
| 阿波中島駅 | - | 32.2万/坪 (30.0年/159坪) | 40.7万/坪 (18.8年/182坪) |
| 阿南駅 | 58.5万/坪 (22.0年/70.3坪) | 45.3万/坪 (26.8年/76.8坪) | 31.6万/坪 (28.2年/69.2坪) |
| 見能林駅 | 9.9万/坪 (46.0年/96.8坪) | 49.4万/坪 (21.4年/101坪) | 38.5万/坪 (27.1年/80.2坪) |
| 阿波橘駅 | - | 9.8万/坪 (38.4年/88.0坪) | 10.6万/坪 (41.0年/71.1坪) |
| 桑野駅 | - | 4.8万/坪 (35.1年/284坪) | 3.5万/坪 (37.5年/50.7坪) |
| 新野駅 | - | 6.1万/坪 (40.5年/169坪) | 7.2万/坪 (22.3年/63.5坪) |
| 阿波福井駅 | - | - | - |
| 由岐駅 | - | 0.15万/坪 (44.3年/37.3坪) | - |
| 田井ノ浜駅 | - | - | - |
| 木岐駅 | - | - | - |
| 北河内駅 | - | - | 16.5万/坪 (30.3年/99.8坪) |
| 日和佐駅 | - | 2.7万/坪 (74.1年/40.1坪) | 1.4万/坪 (47.5年/49.9坪) |
| 辺川駅 | - | - | - |
| 牟岐駅 | - | 5.5万/坪 (39.5年/53.3坪) | 15.0万/坪 (29.5年/72.6坪) |
| 浅川駅 | - | - | 17.6万/坪 (17.0年/52.9坪) |
| 阿波海南駅 | - | 8.1万/坪 (30.2年/157坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波富田駅 93.6 万/坪(昨年同期比 +90.7 ％)
阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +90.7％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -75.9％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 27.1年から -33.6 ％減)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 57.7 坪から +80.9 ％増)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 47.9 坪から +18.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.1 年 → 2025年 18.0 年、-33.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.0 分 → 2025年 17.9 分、-28.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
羽ノ浦駅 92.9 万/坪(昨年同期比 +64.9 ％)
羽ノ浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.9万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +64.9％( +36.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 12.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 58.5 坪から -12.1 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 34.2 坪から -7.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 12.0 年 → 2025年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.4 分 → 2025年 10.0 分、-45.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 100.0 ％)
見能林駅 9.9 万/坪(昨年同期比 -79.9 ％)
見能林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -79.9％( -39.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 21.4年から +114.9 ％増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 101.1 坪から -4.2 ％減)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 55.2 坪から +9.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 21.4 年 → 2025年 46.0 年、+114.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.2 分 → 2025年 15.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
二軒屋駅 18.0 万/坪(昨年同期比 -64.9 ％)
二軒屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -64.9％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 32.3年から +20.0 ％増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 89.9 坪から -59.6 ％減)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 49.2 坪から +0.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.0 分 → 2025年 14.0 分、-22.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 32.3 年 → 2025年 38.8 年、+20.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示