【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のアストラムライン (新白島駅～広域公園前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.4％( -15.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -42.0％( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 20.8年から +18.0 ％増)。平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 56.1 坪から -3.7 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.9 坪から -8.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。安東駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大原駅で昨年に比べ +146.9 ％、坪単価は 33.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(大原駅、安東駅)は +89.5 ％(坪単価 +18.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長楽寺駅、伴中央駅)は -61.3 ％(坪単価 -66.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.8 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 20.8 年 → 2024年 24.5 年、+18.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.4 ％ → 2024年 34.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.8 ％ → 2024年 19.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +11.3％( +12.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +146.9％( +20.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| アストラムライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白島駅 | - | 388万/坪 (63.8年/84.7坪) | - |
| 白島駅 | - | - | 129万/坪 (17.8年/51.4坪) |
| 牛田駅 | - | - | - |
| 不動院前駅 | 106万/坪 (10.8年/40.8坪) | - | - |
| 祇園新橋北駅 | 74.1万/坪 (24.8年/29.5坪) | 136万/坪 (0.8年/30.3坪) | 139万/坪 (-0.25年/69.6坪) |
| 西原駅 | - | - | 90.7万/坪 (33.1年/31.3坪) |
| 中筋駅 | 53.7万/坪 (48.8年/31.8坪) | 56.3万/坪 (44.8年/69.1坪) | 80.3万/坪 (52.3年/44.6坪) |
| 古市駅 | 126万/坪 (0.8年/39.3坪) | 113万/坪 (7.8年/49.9坪) | 106万/坪 (9.4年/36.8坪) |
| 大町駅 | 103万/坪 (14.3年/40.8坪) | - | 126万/坪 (0.8年/28.0坪) |
| 毘沙門台駅 | 69.1万/坪 (0年/87.7坪) | 63.1万/坪 (30.8年/44.2坪) | 69.1万/坪 (42.6年/60.5坪) |
| 安東駅 | 71.6万/坪 (20.4年/33.8坪) | 54.3万/坪 (28.8年/42.4坪) | 30.7万/坪 (45.8年/50.7坪) |
| 上安駅 | 60.3万/坪 (34.1年/55.0坪) | 76.0万/坪 (31.0年/58.4坪) | 72.2万/坪 (18.5年/83.6坪) |
| 高取駅 | 78.4万/坪 (17.1年/42.9坪) | - | 50.5万/坪 (40.8年/159坪) |
| 長楽寺駅 | 38.9万/坪 (46.8年/49.9坪) | 124万/坪 (1.3年/63.9坪) | 53.1万/坪 (30.5年/55.2坪) |
| 伴駅 | - | 47.0万/坪 (26.8年/46.1坪) | 54.5万/坪 (37.8年/91.5坪) |
| 大原駅 | 33.6万/坪 (35.1年/63.0坪) | 13.6万/坪 (36.3年/168坪) | 41.2万/坪 (24.0年/62.0坪) |
| 伴中央駅 | 41.3万/坪 (28.8年/99.8坪) | 89.7万/坪 (25.3年/49.2坪) | - |
| 大塚駅 | 117万/坪 (12.1年/75.2坪) | 117万/坪 (6.6年/53.2坪) | 124万/坪 (7.1年/60.6坪) |
| 広域公園前駅 | 46.0万/坪 (33.3年/80.2坪) | 77.2万/坪 (11.3年/38.6坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大原駅 33.6 万/坪(昨年同期比 +146.9 ％)
大原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +146.9％( +20.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 36.3年から -3.2 ％減)。平均土地面積は 63.0 坪 (昨年 167.9 坪から -62.5 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 63.5 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 45.0 分 → 2024年 60.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
安東駅 71.6 万/坪(昨年同期比 +32.0 ％)
安東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +32.0％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 28.8年から -29.0 ％減)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 42.4 坪から -20.2 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 29.7 坪から -13.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.8 年 → 2024年 20.4 年、-29.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.0 分 → 2024年 13.7 分、-31.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
長楽寺駅 38.9 万/坪(昨年同期比 -68.7 ％)
長楽寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -68.7％( -85.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 1.3年から +3632.7 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 63.9 坪から -21.9 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 35.9 坪から -28.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.3 年 → 2024年 46.8 年、+3632.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.0 分 → 2024年 13.0 分、+18.2 ％と増加)
伴中央駅 41.3 万/坪(昨年同期比 -53.9 ％)
伴中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -53.9％( -48.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 25.3年から +13.9 ％増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 49.2 坪から +103.1 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 25.0 坪から +142.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 4.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.3 年 → 2024年 28.8 年、+13.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示