【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR津山線 (岡山駅～津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.8万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -6.7％( -4.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 134 件(１年前(2024年)に比べて -66.2％( -263件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 27.8年から +3.6 ％増)。平均土地面積は 79.8 坪 (昨年 83.2 坪から -4.1 ％減)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 55.7 坪から -7.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。玉柏駅、津山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは野々口駅で昨年に比べ +371.8 ％、坪単価は 57.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(野々口駅、福渡駅)は +244.7 ％(坪単価 +24.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(金川駅、法界院駅)は -45.1 ％(坪単価 -19.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 45.6 分 → 2025年 40.3 分、-11.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.4 ％ → 2025年 34.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.6 ％ → 2025年 19.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.4 ％ → 2025年 29.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.7％( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 104 件(１年前(2024年)に比べて -64.1％( -186件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福渡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +117.6％( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR津山線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡山駅 | 64.3万/坪 (28.1年/72.3坪) | 70.4万/坪 (26.2年/78.4坪) | 74.3万/坪 (28.0年/75.7坪) |
| 法界院駅 | 63.0万/坪 (36.7年/79.0坪) | 88.0万/坪 (28.5年/73.5坪) | 84.7万/坪 (28.1年/69.1坪) |
| 備前原駅 | 33.8万/坪 (45.8年/115坪) | 45.5万/坪 (22.7年/78.1坪) | 33.4万/坪 (29.2年/67.8坪) |
| 玉柏駅 | 52.0万/坪 (4.5年/236坪) | 36.1万/坪 (36.7年/89.8坪) | 38.8万/坪 (21.3年/58.2坪) |
| 牧山駅 | - | - | - |
| 野々口駅 | 57.1万/坪 (21.1年/77.1坪) | 12.1万/坪 (32.5年/99.8坪) | 6.3万/坪 (0年/121坪) |
| 金川駅 | 8.1万/坪 (0年/109坪) | 21.3万/坪 (42.5年/135坪) | 6.0万/坪 (16.3年/75.6坪) |
| 建部駅 | - | 14.0万/坪 (46.5年/256坪) | 11.9万/坪 (45.4年/229坪) |
| 福渡駅 | 7.2万/坪 (39.3年/63.5坪) | 3.3万/坪 (60.2年/68.6坪) | 18.1万/坪 (31.4年/188坪) |
| 神目駅 | - | 17.3万/坪 (41.4年/247坪) | 1.5万/坪 (0年/145坪) |
| 弓削駅 | - | - | 11.7万/坪 (51.2年/136坪) |
| 誕生寺駅 | - | 11.3万/坪 (40.0年/321坪) | 13.2万/坪 (47.0年/263坪) |
| 小原駅 | 21.5万/坪 (31.0年/84.7坪) | - | - |
| 亀甲駅 | - | 5.1万/坪 (44.7年/127坪) | - |
| 佐良山駅 | - | 7.7万/坪 (38.3年/136坪) | 17.7万/坪 (50.1年/265坪) |
| 津山口駅 | - | 34.8万/坪 (38.4年/147坪) | 20.1万/坪 (42.2年/110坪) |
| 津山駅 | 52.5万/坪 (31.8年/88.8坪) | 39.0万/坪 (30.8年/79.1坪) | 40.8万/坪 (28.9年/83.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野々口駅 57.1 万/坪(昨年同期比 +371.8 ％)
野々口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +371.8％( +45.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.1年(昨年 32.5年から -35.0 ％減)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 99.8 坪から -22.7 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 46.1 坪から -27.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.5 年 → 2025年 21.1 年、-35.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.5 分 → 2025年 13.5 分、-49.1 ％と大きく減少)
福渡駅 7.2 万/坪(昨年同期比 +117.6 ％)
福渡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +117.6％( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 60.2年から -34.7 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 68.6 坪から -7.4 ％減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 52.9 坪から -8.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 60.2 年 → 2025年 39.3 年、-34.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 44.0 分 → 2025年 4.0 分、-90.9 ％と大きく減少)
金川駅 8.1 万/坪(昨年同期比 -61.9 ％)
金川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.1万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -61.9％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 135.3 坪から -19.5 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 32.5 坪から +20.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 52.0 分 → 2025年 60.0 分、+15.4 ％と増加)
法界院駅 63.0 万/坪(昨年同期比 -28.4 ％)
法界院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -28.4％( -25.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -76.5％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 28.5年から +28.6 ％増)。平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 73.5 坪から +7.5 ％増)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 45.7 坪から +3.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 17.4 分 → 2025年 14.6 分、-15.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.4 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.5 年 → 2025年 36.7 年、+28.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 ％ → 2025年 57.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示