【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR中央本線 (坂下駅～古虎渓駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -31.4％( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 54 件(１年前(2024年)に比べて -79.8％( -213件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 31.6年から +15.2 ％増)。平均土地面積は 103.8 坪 (昨年 96.1 坪から +8.0 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 45.4 坪から +0.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。中津川駅、釜戸駅、土岐市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは釜戸駅で昨年に比べ +81.5 ％、坪単価は 5.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(釜戸駅、土岐市駅)は +55.9 ％(坪単価 +8.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂下駅、古虎渓駅)は -47.6 ％(坪単価 -13.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.6 ％ → 2025年 7.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 31.6 年 → 2025年 36.4 年、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.3 ％ → 2025年 45.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.5 ％ → 2025年 41.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった土岐市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +30.3％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -92.5％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった釜戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +81.5％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR中央本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂下駅 | 12.0万/坪 (54.0年/81.7坪) | 30.5万/坪 (46.0年/201坪) | 5.8万/坪 (41.5年/94.3坪) |
| 落合川駅 | - | - | - |
| 中津川駅 | 40.9万/坪 (54.5年/138坪) | 33.8万/坪 (30.1年/95.7坪) | 35.2万/坪 (28.5年/105坪) |
| 美乃坂本駅 | - | 59.2万/坪 (18.8年/109坪) | 32.1万/坪 (23.2年/170坪) |
| 恵那駅 | 35.1万/坪 (30.3年/91.9坪) | 34.1万/坪 (35.3年/89.2坪) | 50.9万/坪 (17.7年/96.2坪) |
| 武並駅 | - | 8.6万/坪 (31.8年/63.5坪) | 21.7万/坪 (9.3年/296坪) |
| 釜戸駅 | 5.6万/坪 (38.0年/121坪) | 3.1万/坪 (37.3年/55.2坪) | 7.7万/坪 (37.3年/177坪) |
| 瑞浪駅 | 33.0万/坪 (28.0年/170坪) | 49.1万/坪 (25.8年/133坪) | 39.4万/坪 (27.3年/83.7坪) |
| 土岐市駅 | 59.1万/坪 (23.0年/121坪) | 45.3万/坪 (30.8年/112坪) | 46.2万/坪 (29.5年/106坪) |
| 多治見駅 | 23.6万/坪 (37.1年/95.2坪) | 35.7万/坪 (33.4年/84.4坪) | 42.3万/坪 (27.8年/79.4坪) |
| 古虎渓駅 | 16.1万/坪 (39.4年/73.6坪) | 24.6万/坪 (36.6年/62.1坪) | 18.9万/坪 (38.4年/71.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
釜戸駅 5.6 万/坪(昨年同期比 +81.5 ％)
釜戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +81.5％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 37.3年から +2.0 ％増)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 55.2 坪から +119.2 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 25.7 坪から +182.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.0 分 → 2025年 9.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
土岐市駅 59.1 万/坪(昨年同期比 +30.3 ％)
土岐市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +30.3％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -92.5％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 30.8年から -25.3 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 111.8 坪から +8.3 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.8 坪から -30.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.8 年 → 2025年 23.0 年、-25.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 40.4 分 → 2025年 14.7 分、-63.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.1 ％ → 2025年 50.0 ％)
坂下駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -60.6 ％)
坂下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -60.6％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 46.0年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 201.2 坪から -59.4 ％減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 39.3 坪から -57.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 60.0 分 → 2025年 14.0 分、-76.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 46.0 年 → 2025年 54.0 年、+17.4 ％と増加)
古虎渓駅 16.1 万/坪(昨年同期比 -34.7 ％)
古虎渓駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -34.7％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.4年(昨年 36.6年から +7.6 ％増)。平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 62.1 坪から +18.5 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.9 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 35.5 分 → 2025年 30.0 分、-15.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示