
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄名古屋本線 (笠松駅~名鉄岐阜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +5.3%( +3.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -75.6%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 24.4年から +39.4 %増)。平均土地面積は 67.2 坪 (昨年 102.2 坪から -34.2 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 63.1 坪から -37.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。笠松駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは笠松駅で昨年に比べ +32.7 %、坪単価は 93.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(笠松駅)は +32.7 %(坪単価 +23.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(岐南駅)は -18.4 %(坪単価 -12.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.4 年 → 2025年 34.0 年、+39.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 19.4 分 → 2025年 29.0 分、+49.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.9 % → 2025年 40.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笠松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +32.7%( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -78.9%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった名鉄岐阜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.8万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +4.8%( +2.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
名鉄名古屋本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
笠松駅 | 93.9万/坪 (19.0年/85.1坪) | 70.8万/坪 (24.6年/118坪) | 50.9万/坪 (18.0年/47.3坪) |
岐南駅 | 53.9万/坪 (29.0年/53.7坪) | 66.0万/坪 (22.4年/94.3坪) | 67.8万/坪 (14.5年/86.6坪) |
茶所駅 | - | 9.0万/坪 (48.0年/30.3坪) | 97.7万/坪 (0.5年/55.2坪) |
加納駅 | - | - | - |
名鉄岐阜駅 | 52.8万/坪 (45.0年/58.4坪) | 50.4万/坪 (26.2年/90.0坪) | 75.6万/坪 (17.7年/54.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笠松駅 93.9 万/坪(昨年同期比 +32.7 %)
笠松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +32.7%( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -78.9%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 24.6年から -22.8 %減)。平均土地面積は 85.1 坪 (昨年 117.8 坪から -27.8 %減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 88.1 坪から -46.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.6 年 → 2025年 19.0 年、-22.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.7 分 → 2025年 11.2 分、-36.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.1 % → 2025年 33.3 %)
岐南駅 53.9 万/坪(昨年同期比 -18.4 %)
岐南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.9万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -18.4%( -12.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -89.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 22.4年から +29.6 %増)。平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 94.3 坪から -43.0 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 48.1 坪から -24.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.4 年 → 2025年 29.0 年、+29.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.3 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示