
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅~女鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -15.2%( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 55 件(1年前(2023年)に比べて -21.4%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 31.0年から +11.2 %増)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 93.1 坪から +12.2 %増)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 49.4 坪から -5.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(余目駅、遊佐駅)は +174.3 %(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南鳥海駅、本楯駅)は -86.2 %(坪単価 -10.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 32.0 分 → 2024年 27.1 分、-15.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.9 % → 2024年 17.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 31.0 年 → 2024年 34.5 年、+11.2 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.3 % → 2024年 35.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.8 % → 2024年 43.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鶴岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +4.6%( +1.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -3.7%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南鳥海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -95.6%( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR羽越本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鼠ケ関駅 | 1.9万/坪 (55.5年/72.6坪) | - | - |
小岩川駅 | - | - | - |
あつみ温泉駅 | 5.1万/坪 (35.5年/57.5坪) | - | 2.7万/坪 (41.5年/83.2坪) |
五十川駅 | - | - | - |
小波渡駅 | - | - | - |
三瀬駅 | - | - | - |
羽前水沢駅 | - | - | 3.2万/坪 (0年/35.5坪) |
羽前大山駅 | - | 23.5万/坪 (40.2年/80.2坪) | 20.7万/坪 (37.5年/149坪) |
鶴岡駅 | 38.4万/坪 (26.0年/101坪) | 36.7万/坪 (27.7年/70.2坪) | 31.3万/坪 (34.8年/83.9坪) |
藤島駅 | - | 1.1万/坪 (50.5年/90.8坪) | 47.5万/坪 (14.5年/198坪) |
西袋駅 | - | 7.3万/坪 (53.5年/99.8坪) | 1.0万/坪 (68.6年/139坪) |
余目駅 | 12.2万/坪 (53.5年/63.5坪) | 4.3万/坪 (53.5年/168坪) | - |
北余目駅 | - | 2.7万/坪 (47.0年/69.6坪) | |
砂越駅 | 13.7万/坪 (43.5年/183坪) | - | - |
東酒田駅 | - | - | 14.1万/坪 (36.5年/115坪) |
酒田駅 | 21.9万/坪 (40.1年/94.1坪) | 41.1万/坪 (24.6年/103坪) | 46.0万/坪 (26.7年/77.3坪) |
本楯駅 | 4.7万/坪 (47.5年/200坪) | 20.4万/坪 (35.5年/178坪) | 5.7万/坪 (46.5年/363坪) |
南鳥海駅 | 0.24万/坪 (0年/272坪) | 5.6万/坪 (54.9年/99.1坪) | - |
遊佐駅 | 10.9万/坪 (55.5年/109坪) | 4.1万/坪 (54.5年/137坪) | 8.3万/坪 (37.5年/34.8坪) |
吹浦駅 | - | - | - |
女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
余目駅 12.2 万/坪(昨年同期比 +181.3 %)
余目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +181.3%( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.5年(昨年 53.5年から +0.0 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 167.9 坪から -62.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 63.5 坪から -54.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.5 分 → 2024年 16.0 分、-37.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
遊佐駅 10.9 万/坪(昨年同期比 +167.3 %)
遊佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +167.3%( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.5年(昨年 54.5年から +1.8 %増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 136.9 坪から -20.4 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 77.9 坪から -67.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 13.0 分、+116.7 %と大きく増加)
南鳥海駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -95.6 %)
南鳥海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -95.6%( -5.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 272.3 坪 (昨年 99.1 坪から +174.8 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 111.9 坪から -63.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 51.0 分 → 2024年 120.0 分、+135.3 %と大きく増加)
本楯駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -76.8 %)
本楯駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -76.8%( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 35.5年から +33.8 %増)。平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 178.5 坪から +11.9 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 40.8 坪から +55.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 45.0 分 → 2024年 30.0 分、-33.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 35.5 年 → 2024年 47.5 年、+33.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示